花咲ひよりのバストに身を任せたい!谷間に落ちる影さえ淡く、柔らかく…2nd写真集『Metamorphose 2.0』

2022.8.31
花咲ひよりサムネ

花咲ひよりが、8月18日にアイドルグループ「ワッツ◎さーくる」を卒業し、グループでの約2年間の活動を終えた。今後は、兼任していたアイドルグループ「ネコプラpixx.」とグラビアでの個人活動を軸としていくという。8月20日には花咲の「2ndイメージDVD『恋花火』」が発売、「2nd写真集『Metamorphose 2.0』」(2022年/光文社)との連動シーンもあるようだ。アイドルを愛し、写真集を愛でつづけるライター・むらたえりか(乃木坂46・与田祐希写真集HKT48・田中美久写真集日向坂46・河田陽菜写真集などをレビュー)が『Metamorphose 2.0』から花咲ひよりの魅力に迫る。


写真集から感じた花咲ひよりの包容力

わたしは、好きなアイドルに会いたくないタイプのアイドルファンだった。自分の名前や顔を知られることが恥ずかしかったし、彼女たちの前で照れて何も言えなくなる自分を想像すると怖さすら感じ、どんなに好きな相手でも握手会や特典会に行くのはためらわれた。けれど、花咲ひよりの1st写真集『Metamorphose』(光文社)を見たとき、初めて「このひとに会いたい」と思った。

彼女の「2nd写真集『Metamorphose 2.0』」発売に合わせて開催された書店でのサイン会。アクリル板越しとはいえアイドルとファンとして顔を合わせるイベントに、初めて参加申し込みをした。目の前で「わあ! 初めて来てくれましたよね!」と笑う花咲ひよりは、写真集で見た印象そのままに、より天真爛漫で、より優しい。この優しさを、わたしは彼女の写真集から感じていたのだと気づいた。

花咲ひよりの優しさは、包容力と言い換えてもいいかもしれない。『Metamorphose 2.0』では、1st写真集以上に大人っぽい衣装や、奇抜なシチュエーションにも果敢にチャレンジしている。そこには、どんな状況をも自分のものにしてしまう花咲ひよりの懐の深さが表れている。

サイン会で「わあ! 初めて来てくれましたよね!」と笑ってくれた花咲ひより
サイン会で「わあ! 初めて来てくれましたよね!」と笑ってくれた花咲ひより

バストに落ちる淡い影

最初に目に飛び込んでくるのは、大胆にヒップが露出した黒いランジェリー姿の花咲ひよりである。黒いブラジャーのフロントホックを外すと、抑えつけられていたバストの圧によって自然とホックが開いていく様子が伝わってくる。

バストの肌とカップの縁によって作られた凹凸が、自然光に照らされて影を深める。大きく映し出されたバストの皮膚の質感や、ホックを支える指や手の甲の血管まで透けて見えそうな生々しさは、20歳になった花咲ひよりを生身の女性として際立たせる。

彼女はバストの質感や感触のイメージを伝えることに長けている。

水色と白のストライプ柄ニットを着て、振り返った一瞬を切り取ったような写真。伸びた腕とニットの隙間から、重力に逆らうことなく彼女の身体に沿っている横からのバストが写っている。髪の毛はふわりと柔らかくなびいている。薄く開かれたピンク色の唇のその下で、バストは寄せたり盛られたりすることなく自然のままにある。ありのままだからこそ、その重みと柔らかさが感じられる1枚だ。

また、シーツ1枚を身体に巻き、ベッドにうつ伏せになって少し背を反らせる写真。セットされ過ぎていない髪の毛の乱れは寝起きのようで愛らしい。ベッドに落ちたバストがほんの少しだけ押し上げられる。その反発力に、優しい弾力を感じざるを得ない。

シンプルに白いレース地の下着で眠っている様子の写真では、淡い光が彼女のまつ毛、頬、鼻先、デコルテ、そしてバストを順番に照らしているのがわかる。顔や首、バストの谷間に落ちる影もまた淡く、肌全体の柔らかさを演出している。触れればスルリと滑らかに手が肌をすべっていくことが想像できてしまう。


2nd写真集の衣装の進化

『Metamorphose 2.0』のカメラマンは、1st写真集と同じく岡本武志が担当。スタイリストとヘアメイクが替わり、1冊目の初々しさや童顔を活かした部分は引き継ぎながらも、2冊目はよりチャレンジングな衣装も登場する。

花咲ひより1st写真集『Metamorphose』岡本武志/光文社
花咲ひより1st写真集『Metamorphose』岡本武志/光文社

なかなか見られない衣装のひとつが、全身ラップ巻き。海外のグミやチョコレート、クッキー、ロリポップキャンディなどを肌に貼りつけるように、透明なラップで花咲ひよりがぐるぐる巻きにされている。いったいなんなんだ……とページをめくると、見開きの写真が出てくる。ラップを突き破ろうとしている花咲の手のアップだ。その指には赤い花が絡められている。

全身ラップ巻きは、水着やランジェリーの写真とは趣向が違い過ぎて唐突な印象を受けた。しかし、写真集タイトルの「Metamorphose」から「Metamorphose 2.0」への進化を踏まえてみると、20歳の節目を迎えた彼女の脱皮、ひと皮剥けるといった比喩表現として象徴的な写真になっているようにも見えてくる。

また、オレンジ色のビキニ衣装では、水着と砂浜のロケーションをうまく利用していてハッとする。砂浜に寝転び、お腹から太ももまで砂まみれになっている花咲。立ち上がってビキニの紐を外すと、砂がついていない肌がチラ見えする。

紐を外しただけで、大きな露出をしているわけではない。それなのに、砂と素肌とのコントラストによって、見てはいけないものを見ている気持ちになる。写真と見せ方のおもしろさが詰まった1枚だ。

花咲ひより2nd写真集『Metamorphose 2.0』岡本武志/光文社
花咲ひより2nd写真集『Metamorphose 2.0』岡本武志/光文社

ひとを包み込むアイドル

5月3日に行われた『Metamorphose 2.0』の発売記念イベントで、花咲はこの写真集を女性にも見てほしいと発言していたそうだ。彼女自身が大きなバストにコンプレックスを抱えていたこともあり、似た悩みを持つ女性に「大きいことは悪いことじゃない」というメッセージを伝えたいという。

自然な重力に任せたありのままの形のバストや、質感にこだわった写真の撮り方、選び方などは、彼女のそんな思いを表現しているのかもしれない。

花咲が所属しているアイドルグループ「ネコプラpixx.」の人気曲「ゼッタイ最強宣言!」は、聴くひとを励まし勇気づける歌詞だ。個人としてもグループとしても、誰かを励ましたいという思いが一致しているのではないか。

【LIVE】ネコプラpixx. 「ゼッタイ最強宣言!」2022/4/17 東名阪ツアー東京編@渋谷O-EAST

思えば、この写真集のサイン会が行われた時期は、わたしが精神的にも身体的にも摩耗していたころだった。そんなときに「花咲ひよりに会いたい」と思ったのは、写真集から感じる彼女の優しさ、包容力に触れたいと感じたからかもしれないと、今になって思う。

好きなひとには会いたくないと思い閉じこもっていた心を、「会う」という行動にまで転換させた花咲ひよりの「ひとを包み込むパワー」を、これからも信じてついていきたい。

花咲ひより 2ndイメージDVD『恋花火』/ラインコミュニケーションズ
花咲ひより 2ndイメージDVD『恋花火』/ラインコミュニケーションズ

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むらたえりか

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むらたえりか

ライター・編集者。ドラマ・映画レビュー、インタビュー記事、エッセイなどを執筆。ハロプロ、タレント写真集、韓国映画などが好き。宮城県出身、1年間の韓国在住経験あり。 Writer Murata Erika

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