“現代(いま)を生きる王子様(プリンス)達”をコンセプトにした、6人組メンズアイドルグループ「9bic(キュービック)」。彼らの3周年記念ライブ『9bic 3rd Anniversary Live ~ARK~』が、7月17日に東京ガーデンシアターにて開催された。
ここでは、その夜公演をレポートする。ステージには、光を求める誰かのために愚直にアイドル道を突き進む6人の姿があった──。
目次
3周年記念ライブに感じた“誰かの光として生きること”
「世界で活躍するグループを目指す」「圧倒的なパフォーマンスでオーディエンスを魅了する」などの謳い文句を目にすることが増えた昨今。アイドルの真価は、どこにあるのだろうか。ビジョンかパフォーマンス力か、はたまたビジュアルか。意識の高いプロフェッショナルが増えてきている時代だからこそ、アイドル道をブレずに突き進んでいく9bicのような存在が必要なのではないだろうか──。
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7月17日に東京ガーデンシアターで開催された『9bic 3rd Anniversary Live 〜ARK〜』は、9bicの“アイドルとしての覚悟”を大いに感じた一日だった。3年におよぶ旅路の中で、彼らは“誰かの光として生きること”と愚直に向き合っていたのである。
まず驚かされたのは、アリーナに六角形を描くように配置された6つの小ステージとセンターステージだ。椚三波斗と六花清春が考案したステージ配置は、アリーナ全席が神席となった。移動による体力の消耗なんか物ともせず、立方隊(9bicのファンネーム)と手が届きそうな距離でのライブを6人は選んだのである。
“現代を生きる王子様”を体現したパフォーマンス
もちろんライブ本編も隅々まで抜かりなかった。メインテーマの「ARK」でオープニングを飾ると、あっという間に9bicワールドへ観客を巻き込んでいく。海賊をモチーフとした深紅の衣装は統一感があり、この3年間で彼らがチームとしてまとまってきたことを感じさせた。「gimme」では早々に、正面ステージからアリーナステージへと大移動。一人ひとりに目を合わせてレスを送っていく姿は、まさに“現代を生きる王子様”だ。
活動初期から歌いつづけている「Aaliyah」、Zeppツアーで初披露した「DYNA」と、リリース時期が違う楽曲もシームレスに表現。「loveSPLASH」は、なんと椚のアカペラからのスタートとなった。黄色い照明を一身に浴びながら声を落としていく姿は、かわいらしい“みなちゃん”とはまた違う、凛とした空気を放っていた。

お決まりのライブナンバーである「9bic melody」は、双葉小太郎がメンバーの内面にフィーチャーした歌詞を“ARK ver”として再構築。間のセリフで六花が「なあなあ、付き合ってくれへん?」というと、予想だにしない胸キュンセリフに会場も思わずざわついた。
海賊アイテムに触れるMCを経て、「WOLF」からは攻めの9bicを魅せるターンへと突入。突如現れた警察と「Police hunter」で追いかけっこをすると、ステージの奥へとメンバーは消えていった。
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