「劇団た組」を主宰し、今最も注目されている演出家・劇作家のひとり、加藤拓也の長編映画監督デビュー作『わたし達はおとな』が6月10日に公開された。 『愛がなんだ』や『花束みたいな恋をした』、『ちょっと思い出しただけ』など、ここ数年で話題になったどの“等身大のラブストーリー”よりも『わたし達はおとな』の“等身大”度は高い、とライターの折田侑駿氏は感じたという。その理由とは──。 紛れもない“わたし達”の物語 見ず知らずのひと組の男女の生活をのぞいていたら、そこに観客である自分自身を見つけてしまう。彼・彼
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