皆さんはアントニオ猪木の「風車の理論」をご存じでしょうか?
風車の理論とは、相手の力を利用して自分の力を引き出すことであります。
この理論、リング上だけでなく普段の生活でも使うことができます。僕は先輩に怒られた時に使わせて貰っています。
ということで、今回は僕が実践している、相手の怒りを利用して相手にハマる「怒り風車の理論」について書いてみたいと思います。
必殺・謝罪の流儀
僕はよく「お前はしょっちゅう先輩から怒られてるな?」と言われます。しかし、本当はそれほどしょっちゅう怒られている訳ではありません。
では、なぜそう言われるのか? それは僕が相手の「怒りレベル」に「謝罪レベル」を合わせないからです。
怒られ方にも色々なレベルがあると思います。
冗談っぽく「お前あれはダメだぞ~! アハハ~!」(怒りレベル1)から、「てめぇ! 殺すぞこらぁ!」(怒りレベル10)まで様々です。
怒りレベル1の冗談っぽく怒られた時、大抵の人は「さーせん。てへへ」(謝罪レベル1)くらいで事無きを得ようとします。「怒られた」や「注意された」という事実を無かったことにしようとするのです。
それは周囲から「あいつ怒られてたな。使えない奴」というイメージを持たれたくない等の理由からでしょう。
しかし僕は、怒りレベル1の「お前あれはダメだぞ~! アハハ~!」に対しても、謝罪レベル10の「この度は誠に申し訳ございませんでした!!!」と、土下座する勢いで謝罪します。
相手の怒りレベルに謝罪レベルを合わせることなく、全ての怒りレベルに全力で謝ります。
なぜそうするのか? それは、万が一があるからです。
冗談っぽく注意程度に怒られた場合でも、「周りに人がいるので、気を遣って怒りを抑えている」や「こんなことで怒る小さい奴と思われたくない」の可能性があるのです。
その場合に「さーせん。てへへ」(謝罪レベル1)では逆に怒りを買ってしまいます。
冗談レベルの怒りにも全力で謝る。こうすることによって本当に冗談程度だった場合は「些細な事でも無かったことにしない奴」となるし、本当は冗談ではなかった場合でも「しっかり謝って来るとは、こいつ分かってるな」となります。
このように全ての怒りレベルに全力で謝っているので、僕はしょっちゅう誰かに怒られて謝っているイメージがあるのでしょう。そういうイメージを持たれるようになったら、あなたも一人前の「謝罪師」です。
【裏技】
「怒りレベル1」に土下座する勢いの「謝罪レベル10」で謝ると、相手にビックリされることがあります。「そこまで怒ってないよ~」と。
※注意点
本当に土下座しないこと。
相手がとんでもない悪者に見えてしまうので。
しかし裏技として、それを逆手に取り、イヤミな上司や先輩を撃退することも可能です。
「怒りレベル1」程度のちょっとした注意やイヤミを言って来たとき、「謝罪レベル10」で本当に土下座して謝ってみましょう。イヤミ上司は「おいおいおい」と困惑。それに対してすかさず、「貴方が悪者に見える状況を作ってしまい申し訳ございませんでした!!!」と、切腹する勢いの「謝罪レベル100」で畳み掛けます。
これでとんでもない悪代官上司の出来上がりです。
※注意点
本当に切腹しないこと。
死んでしまうので。
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