Netflix配信中の『アンという名の少女』は、原作『赤毛のアン』に現代的解釈を大胆に加えた作品。昨年9〜11月にかけてNHKで放送されたシーズン1の衝撃のラストのつづきも、衝撃の「はぁ?」の連続だ。『はぁって言うゲーム』の作者でライターの米光一成によるシーズン2の各話レビュー、スタート!
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Netflixではシーズン3まで配信中、NHK総合では毎週日曜日よる11時からシーズン2が放送中(9月19日よる11時はシーズン2の2話)の『アンという名の少女』。
原作は、不朽の名作モンゴメリの『赤毛のアン』だ。だが、このドラマは、大胆に現代的にアレンジされており、特にシーズン2以降は、どんどん独自展開に突入していく。
シーズン1のラストで、原作にはないオリジナルのキャラクターが登場する。ネイトとダンロップだ。ふたりは、カスバート家の農場で働くフランス人少年のジェリーをぼっこぼこに殴って金を奪った悪いヤツらだ。
しかも、カスバート家に下宿人として入り込んでくることになって、これからどうなる!?
ってところでシーズン1が終わり、いよいよシーズン2の第1話「青春は希望の季節」。
アヴォンリーの大自然の中を歩く。巨木に手を振り、駆け寄って抱き締める。動物たちの声、自然の音、空想の指揮棒を振ってひとり楽しむアン。
美しい景色からスタートするシーズン2だが、そこからの展開はハードだ。