危うし、クムガ・プラザ!
しかし、強欲な敵がクムガ・プラザに忍び寄っていた。大統領候補、パク・スンジュン(イ・ギョンヨン)の秘書、キム室長(ユ・テウン)とその一味だ。
ハン地検長とチョン検事から「ギロチン・ファイル」と莫大な金塊がクムガ・プラザの地下にあると聞きつけた彼は、ヴィンチェンツォのビジネスパートナーであるチョ社長(チェ・ヨンジュン)を捕獲して脅し、彼が属する対外安保情報院のデータベースを使って、金庫のシステムを設計したハッカーを探すよう命じる。
そのころ、ヴィンチェンツォはルカに懇願されてイタリアに2週間帰ることになっていた。しばしの別離を前に、ヴィンチェンツォはチャヨンからもらったペンを眺めているし、チャヨンは美術館でヴィンチェンツォとキスしたときの写真を眺めていたりする。いいムードなんだけど、付き合いそうで付き合わないのが、このふたりのいいところ。空港でもベタベタしないで握手を交わしていた。このとき、チャヨンがヴィンチェンツォに語った友情についての言葉「仲間とはふたつの体の中にひとつの魂が宿るもの」は、アリストテレスの名言。

一方、凄腕ハッカーのソ・ミリ(キム・ユネ)の居場所を掴んだキム室長らは、ヴィンチェンツォが不在のクムガ・プラザに乗り込んできて、暖薬寺の僧侶たちに暴行を加え(罰当たりめ!)、ソ・ミリに金庫を開けることを命じる。そして、ついに地下室に入ることに成功するが……金庫は空っぽ! 金庫がどうやって空っぽになったかは、だいたい察しがつきましたよね?
逃げ出したソ・ミリをかばうチャヨンに対して「年上に対する礼儀をお父様に教わらなかったか」とどこまでも偉そうなキム室長。
「あんたみたいなクズを敬う必要はないと教わった」
と切れ味のいいディスを放ったチャヨンだが、キム室長は手下にチャヨンを襲わせる。なんて奴らだ! だが、その手をひねり上げる男がいた。ヴィンチェンツォ! 指をクイクイと曲げるのはチャヨンの父、ホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)も愛したスーパースター、ブルース・リーのポーズ。ブルース・リーは単なる映画スターではなく、支配層に対する民衆の抵抗のシンボルとして世界中で愛された存在だ。涙が出るほど痛快な第19話のオープニングまで、すぐそこ! デデン!

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