ヴィンチェンツォの悲しい過去が少し明らかに
第6話では、謎に包まれたヴィンチェンツォの過去が少し明らかになる。
亡くなった弁護士のホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)は、無実の罪で投獄され、重い病を患っているオ・ギョンジャ(ユン・ボクイン)の面会を欠かさず行っていた。かつてオ・ギョンジャの裁判にはヴィンチェンツォも足を運んでおり、そこでホン・ユチャンとのつながりが生まれていた。そう、オ・ギョンジャは幼いころに生き別れたヴィンチェンツォの実の母だったのだ。
しかし、ヴィンチェンツォは「これからは家族や友達を頼ってください」と突き放す。「私には誰もいないんです」と言うオ・ギョンジャに、「では、お子さんは?」と尋ねるヴィンチェンツォ。質問する前のほんの少しの間が切ない。彼女の答えは「いません」だった。
「人生というのは、うまくいくとは限らない。幸せになろうと努力しても、許されないことのほうが多いんです」。
「言い訳ばかりするから、孤独になったのでは」と問われたオ・ギョンジャだが、素直にそれを認め、「こんな生き方ですみません」とうなだれるように頭を下げる。ヴィンチェンツォは言い訳をせず、自分の力で人生を切り開いてきた。しかし、世の中、そんな人間ばかりではない。オ・ギョンジャのように強者に踏みつけられ、自分に言い訳をしながら頭を低くしてやり過ごそうとする人たちも大勢いる。
母と別れたあと、ヴィンチェンツォは、イタリアの孤児院で母を待ちながら泣く幼いころの自分の姿を回想する。ヴィンチェンツォとオ・ギョンジャの悲しい過去は今後、徐々に明らかになっていく。
傷心のヴィンチェンツォにアドバイスを送るのは、修行を終えたばかりのチョクハ僧侶(イ・ウジン)だった。「煩悩をなくすには闘わねばなりません。諦めずに闘うのです。もし勝てば悟りを得られますよ」。やはり、ヴィンチェンツォは闘いつづける運命にある。
バベルグループの真の王
第5話で正体を表したバベルグループの真の会長、チャン・ジュヌ(オク・テギョン)が、ついに周囲に自分のことを明らかにするときが来た。
ウサン法律事務所のハン・スンヒョク代表(チョ・ハンチョル)に連れられ、バベルグループの表向きの会長、チャン・ハンソ(クァク・ドンヨン)に会いに行くジュヌ。どんなに「まぬけ」呼ばわりされようが、車の中でシートを蹴飛ばされようが、ヘコヘコ笑ってやり過ごせるのは、本当は自分のほうが権力を持っているから。邪悪な水戸黄門のようだ。
ハンソの前でプレゼンを担当するジュヌ。しかし、プレゼンの内容は人を食ったものだった。バベルグループの創業者にはふたりの息子がいた。長男は本妻の子、次男は若い愛人の子だった。次男とはハンソのこと。そして長男、すなわち「バベルグループの真の王」とは───「僕だ。チャン・ジュヌ」。
「今夜の主人公は俺だ。バベルグループは俺のものだ!」と歌い踊れば、ハンソも調子を合わせて踊り出す。戸惑うばかりだったスンヒョク代表も一緒に踊り出すが、生きた心地がしないとはこのことだろう。「いつもどおりでいいですよ」と微笑みながらテーブルを蹴ったり、「まぬけなボス」なんて言ったりするのはジュヌの本性が邪悪である証拠。

証人はヴィンチェンツォ
ジュヌはエース弁護士、ミョンヒ(キム・ヨジン)を煽り、ヴィンチェンツォに勝つよう命じる。巻き返しを図ったミョンヒは被害者たちを罠にはめ、証人になるはずのバベル化学の被害者、イ・ウヨン(シム・オソン)に病院の人間を使って覚せい剤を打つ。手段を選ばぬ悪辣さだ。
途方に暮れるチャヨンとヴィンチェンツォの前に、まだインターン弁護士のふりをしたままのジュヌが現われる。チャヨンが聞こえない場所で、ヴィンチェンツォに「先輩に墓穴を掘らせるのはやめてもらいたい」「あなたは賢明な人だと信じてます」と警告するジュヌ。だが、ヴィンチェンツォは落ち着き払って見事に切り返す。
「ふたつ言う。確かに墓穴を掘っているが、俺たちの墓ではない。それから賢明な人は諦めるタイミングではなく、相手がひるんだタイミングを見逃さないんだ」。
しかし、八方塞がりなのは確か。ただの強がりなのか? そんなわけはない。再開した法廷でチャヨンが在廷証人として呼び出したのは、ヴィンチェンツォその人! 法廷の通路もヴィンチェンツォにかかれば、まるでランウェイだ。法廷で彼は何をしようというのか? 気になるところで次回につづく。デデン!
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