『ヴィンチェンツォ』は4話からが本物だ「星よ、沈め。夜明けに私は勝つのだ」凄まじい盛り上がりでヴィンチェロ!

2021.5.8
Netflixオリジナルシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中

文=大山くまお 編集=アライユキコ 


『愛の不時着』超えを噂される大人気ドラマ『ヴィンチェンツォ』を韓ドラ大好きライター・大山くまおが各話を解説する土曜日。配信は先週最終話を迎えてしまった。当然、もう一度最初から観ますよね。物語が本格的に駆動する4話の復習です(4話までのネタバレを含みます)。

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まだまだつづく『ヴィンチェンツォ』の熱狂

凄まじい盛り上がりを見せながら5月2日にめでたく最終回を迎えた韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』。日本で昨年2月に配信がスタートした『愛の不時着』が今でもNetflixの「今日の総合TOP10」に入りつづけていることを考えると、まだまだ『ヴィンチェンツォ』の熱狂はつづきそうだ。

最終回の余韻に浸っている人にも、現在進行形で観ている人にも、まだ観始めたばかりの人にも読んでもらいたい第1話からの振り返りレビュー。今週は第4話。

ユチャン弁護士、死す

イタリアからやってきたマフィアの顧問弁護士、ヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)。巨大な“悪のカルテル”バベルグループと争う過程で、人権派弁護士のホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)に親愛の情を抱くようになっていた。ヴィンチェンツォはどこまでも弱者に寄り添うユチャンの姿勢に密かに感銘を受けており、ユチャンも若いヴィンチェンツォに頼もしさを感じていたのだ。

しかし、“悪のカルテル”は情け容赦がない。バベルグループが雇うウサン法律事務所のエース弁護士、チェ・ミョンヒ(キム・ヨジン)の指令により、ふたりが酒を酌み交わす酒場にトラックが突っ込む!

瀕死の重症を負うヴィンチェンツォ。ユチャンは……即死だった。彼と争っていた実娘の弁護士、ホン・チャヨン(チョン・ヨビン)も遺体の前で泣き崩れるしかない。彼女はユチャンにひどい言葉を浴びせたばかりだった。ああ、『梨泰院クラス』のチャン・デヒ会長がこんないい人の役を演じるなんて!と驚いていたら、こんなに早く死んでしまった……。

チャヨンが現場にやってくる場面で流れていたのは、ヘンデルによるオペラ『セルセ』のアリア「オンブラ・マイ・フ」。韓国のクロスオーバーグループ、LA POEMのカウンターテナー、チェ・ソンフンが爆発的な高音を生かして歌い上げていた。

涙、涙の別れのシーン


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大山くまお

1972年生まれ。名古屋出身、中日ドラゴンズファン。『エキレビ!』などでドラマレビューを執筆する。

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