『水ダウ』「豆柴の大群」企画。生駒里奈、有安杏果、松井珠理奈のラインナップに、欲望丸出しの感情を見せるクロちゃん(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2021年のテレビ鑑賞記録。


『水曜日のダウンタウン』

豆柴の大群の新曲ゲストをかけたクロちゃんのダイエット企画。1カ月で痩せたキロ数によってゲストが決まる。

-1キロなら熊切あさ美、-2キロは菊地亜美というラインナップに「あぁ」「いらないって……」と素直に反応するクロちゃん。-3キロならラストアイドル西村歩乃果と発表されると「ほのぴー!」と初めてうれしそうな顔を見せ、わーすた坂元葉月には「えっ! はーちんと!」「あ、会いたーい!」と観るからにテンション高くなる。

さらに、最上もがや有安杏果の名前には「もがちゃん? もがちゃん出てくれるの?」「ちょっとあり得ないね、これ!」「有安呼ぶの? オールスター作るつもり? ゾクゾクしてる。ヤバい!」と興奮。ついには長年ファンの松井珠理奈の参加に「あーーーー! え、珠理奈が! マジで!」と泣き顔に。「今が一番幸せ、生きててよかった!」「こんなこと起きないよ、天変地異だもん、ホントに!」と。

最後に生駒里奈の名が挙がると「生駒ちゃん来るの! ちょっと待って。また違う感情だな、これは!」と多彩かつ欲望丸出しの感情表現を見せるクロちゃん。「お見事です、お見事、お見事」とそのラインナップを絶賛。

自撮りでダイエットを記録するようカメラを渡されると、サラダ、味噌汁といったヘルシーな食事を買ってくるクロちゃん。しかし「自撮りに真実など映らないことは百も承知」と部屋には隠しカメラ、外出時は番組御用達の「HAL探偵社」が尾行し監視すると、やはりカツ丼やら焼肉弁当やら食べ放題。「とても43歳の日常とは思えない」自堕落な生活をしている。

並行して新曲の作詞も任されたクロちゃんはノートに「雨降ってマチュピチュ」「パンチラインじゃなくパンティーライン」「嘘つく気持ちになんまいだー」「あいつの魂ピッキング」といったフレーズを書き込んでいく。

これには「いいんですよー、作詞家としてはちょっと才能あるんですよねえ」とスタジオのヒャダインが言うとおり、本当に頭に残り、言いたくなるような新鮮なフレーズ連発。

クロちゃんがジムに通いたいと申し出ると番組側がいくつか候補を用意。おそらくインストラクターの写真で通うジムを決め、実際に担当となったサヤカさんと対面すると「正直、当たり。めっちゃタイプ」とクロちゃん。「痩せてダイエットしてデートして、サヤカちゃんと付き合おうと思います」と一瞬で目的が変わってしまう。本当にその欲望の包み隠さなっぷりがものすごい。

『有吉の壁』

「ブレイク芸人選手権」では、きつねが新キャラ「ジェリービーンズブラザーズ」。その『スポンジ・ボブ』的(?)なキャラを見ながら「狙いに来てるねえ」と有吉。「完成度が高いんですよね、きつねは」とチョコプラ長田が言うように、きつねは世界観をコピーするのが本当に巧み。

有吉が「最初はいいんだけど、こっからどんどんつまらなくなっていく。(KOUGU維新の)二の舞になっちゃうから!」と言うと「二の舞ってなんですか! 大成功だったんだから!」と反論。 

ジャンポケも新キャラ「ベストアンサーズ」。軽スベリをつづける状態に「これはいいぞ」「楽しみになってきた」と意地悪な笑みを浮かべる有吉。判定はもちろん「×」。「一発目をやったときどうだったの?」と聞かれ斉藤「やっぱり死にたかったですよ」。

つづくタイムマシーン3号は「アダムス先生」。途中、暗転したりするネタに「早く終わってほしいな」と漏らす有吉。ハナコ菊田は「タイムマシーンさん、どうしちゃったんですか」と嘆く。スタジオに気まずい沈黙の時間が流れるなか、スタジオの奥から「ハハハ」と笑い声。山本「楽屋のモニターで笑ってるじゃないですか!」。有吉「やっと楽屋でウケる芸人になってきたじゃないか」山本「意味が違う!」。

そんな最悪の空気のなかで登場したかもめんたるはネタ中、ご飯を食べる「うまうまエンジェルズ」というネタ。「ちょっとスタジオの空気、すご過ぎてホントはマイムだけで食べるつもりはなかったのに、なぜか食ってて」と、う大。有吉は「恐ろしい日だね」と笑う。

その状態で、インポッシブル扮する「JKボンバーズ」が呼び込まれると「おお!」と歓声が。「まっすぐ進め、まっすぐ進め! マッスルすずめー♪」で爆笑を生む強さ。有吉「“マッスルすずめ”って何?(笑)」。


『あちこちオードリー』

インパルス板倉は『エンタの神様』などネタ番組に多く出演していた当時を、すぐにネタのストックが切れ、常に「来週のネタどうすんだよ……」と焦っていたと振り返る。

「一番つらかったのは、まわりにはうらやましがられること。だけどこっちはこっちで違う勝負っていうか、クオリティ下げた時点でつまんなくなったって思われるって。いつ考えればいいの? いつ寝ればいいの?って」と回想しつつ「でもね、不思議と振り返ったら、やっぱね、楽しかったんだよね。毎日芸人として生きてた」と懐かしむ。

『はねトび』のころはお笑い以外の企画に反発し「俺らもガキだった」と言う。「番組って視聴率終わると終わっちゃうじゃん。それを『敗北』としてるのが制作。でも俺らは3カ月でもいいから『伝説の番組』ってなったほうが望ましかった」と。その意識の齟齬をすり合わせられず、「制作とのコミュニケーション不足だった」と反省する。

「適度に休みがある生活に慣れるとぎゅうぎゅうに耐えられない」という板倉は、客観的に今の状況は「幸せ」だと分析する。「若いときは『一番大切なモノってなんだろう』って思ってたけど、『自由』だね。自由を損なうことが一番怖い。オードリーは好きなタイミングで辞められない。なぜなら雇用が生まれてるから。スターになるほど、辞めたくても辞められない。だから俺くらいがちょうどいいの。誰にも迷惑かけないから」。

今日観たい番組:『クセがスゴいネタGP』で、千鳥激推しの武将様×ゴエ爺出演など

『クセがスゴいネタGP』(フジ)阿佐ヶ谷姉妹、加藤礼愛&久保田かずのぶ、後藤拓実、霜降り明星、チョコレートプラネット×神奈月、どぶろっく、友近&バッファロー吾郎A&なだぎ武、武将様×ゴエ爺、本間朋晃&天山広吉、マヂカルラブリー、ミラクルひかる×みかん、もう中学生×鈴木福ら。

『ダウンタウンDX』(日テレ)においでやすこが、3時のヒロイン、陣内智則、マヂカルラブリー、見取り図、吉住。

『アメトーーク!』(テレ朝)はニューヨーク&ぺこぱ&おいでやすこが&3時のヒロイン&四千頭身で「今年が大事芸人2021」。

『夜の巷を徘徊しない』(テレ朝)は番組ADがマツコに企画をプレゼン。



  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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