『水ダウ』にクロちゃんの両親登場。「息子の悪口を言っている人の番組は絶対観ない」(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2021年のテレビ鑑賞記録。


『水曜日のダウンタウン』

総集編として「芸人の親が選ぶ“息子が最も輝いていた説”」。毎度ながら、ただの総集編にしないのが素晴らしい。

あかつの父親(いわき市議会議員)のしゃべり方があかつそっくりなのに笑ってしまう。クロちゃんの両親も登場。「何か自分の心が嫌になることがありますよね」とクロちゃん母。クロちゃんが女性のグラスを舐めた瞬間を観たときは「ゲボ出そうだった私……」と。けれど、姪っ子たちがクロちゃんに拒絶反応を示し「ミソクソ」「カス」などと言っているのを見ると「腹が立つ。なんであんたらに言われんといけんのか」と息子の肩を持つクロちゃん母。

共演者がクロちゃんの悪口を言っているのも当然腹が立つそうで「その人が出る番組は絶対観ないようにします」と。「たとえば誰?」とスタッフが尋ねると最初は「みんな」と言うが「強いて言えば?」と聞かれると両親声をそろえて「フジモン」。

『有吉の壁』

「おもしろ印刷会社の人選手権」でぺこぱとAマッソという『プレミアムコント』(NHK BSプレミアム)内の「笑けずり」同期組による胸アツのコラボ。

ぺこぱに、Aマッソ扮する新聞記者が直撃するというコント。「昨年ノミネートされた“時を戻そう”ですけども、実際にまったく戻ってなかったという意見がありますけど……?」「嘘でよろしいでしょうか?」などと矢継ぎ早に質問し、最後に「“誰も傷つけない笑い”が流行ったことによって、傷ついた芸人たくさんいましたが……?」

『あちこちオードリー』

アンジャッシュ児嶋とハナコがゲスト。もともとは秋山と菊田がコンビであとから岡部が加入したハナコ。当初は岡部を入れるのを「絶対嫌だ」と反対していた菊田はその理由を「人間っていう生き物は変化を恐れるんですよ」と。

イジられることについて「平気な後輩と平気じゃない後輩がいるよね」と児嶋。「MCがいたらそこから(イジり)始めればいいのに、初めて会うわけわからないタレントが変なイジりしてきてさ、そこで『児嶋だよ!』っておかしいじゃん。お前、自分の爪あと残したいがために無理やり俺を利用して、みたいな」と解説すると春日も共感。「利用されてる感がある。お前の手柄に使うなよって」。

児嶋は、少し前のオードリーを見て若林が春日にイラついているように見えたと指摘。「うちと似てるじゃんと思った」という児嶋に「鋭い」と若林。「2019年のあの一件があってよかったんですよ。楽屋でもひと言もしゃべらない時期が何年もあったけど、あの件で俺んちに来てふたりきりでしゃべった。それがもう何年ぶりか」。

春日はあの一件を起こす前、中川パラダイスと六本木のクラブのVIPルームでシャンパン空けて酒臭いまま現場に来たりしていた。「こいつが酒臭いってないな」と思っていたが「でも言えない」距離感になってしまっていたという。

テレビに出るってすごいことなのに、何年か出つづけているとルーティーンになってしまい、刺激がなくなっていたからそういう遊び方をしてしまっていたのだろうと分析する若林。「(春日は)仕事に飽きてたもんね。生意気になってた」というと「確かに生意気になってた、アイツも」と児嶋。

「そんな遊び方するなんて予想しないでしょ?」とハナコに聞く若林だが、すぐに「でも菊田はやりそうだな」と笑う。すると菊田は「僕もうテレビに出ることに慣れてます」とまさかの回答。「だから大丈夫です」と。もっとテレビに出るとどんどん女性からの誘惑も増えてくると心配する児嶋に菊田「僕、セックスに興味ないんです」。

この話の途中、サラッと言った「春日が謹慎とかになったら俺も休もうかなって思ってた」という若林の言葉が重かった。

今日観たい番組:『アメトーーク!』で若手芸人による「未来への提案」など

『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジ)空気階段、Gパンパンダ、ジャルジャル、せいや、粗品、チョコレートプラネット、ハナコ、松村邦洋×ムーディ勝山、見取り図、ミラクルひかる×みかん、ゆりやんレトリィバァら。

『アメトーーク!』(テレ朝)は霜降り明星、EXIT兼近、宮下草薙・草薙、四千頭身・後藤、納言・薄幸、ラランド・サーヤによる「未来への提案」。

『夜の巷を徘徊しない』(テレ朝)はマツコが選ぶ「雑誌の見出し大賞」。

『櫻井・有吉THE夜会』(TBS)に綾瀬はるか&高橋一生。

青春高校による『あなた犯人じゃありません』(テレ東)開始。



  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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