長い不遇時代を経て昭和12年『暢気眼鏡』で芥川賞を受賞、私小説作家の第一人者として知られる尾崎一雄。筆者は、尾崎の作品を20年以上愛読してきた。「読み返すたびに新たな発見がある」という。 戦中、大病を患い余命3年と宣告されるも、1983年3月、夕食をすませた3時間後に83歳で亡くなった尾崎一雄。その生き方に学んだこと。 冬は怠ける、「冬眠居士」尾崎一雄の教え わたしは新型コロナのニュースに心が動かなくなりつつある。危機感がなくなったわけではない。今もマスク、手洗い、うがいに加え、外出の際は水筒にいれた
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