次々と展開される異能力卓球バトル
ドラマの話に戻ろう。新進気鋭の卓球部を擁する恵比寿長門学園(エビ高)が、王者・薩川大学附属渋谷高校の前に苦杯をなめるところから物語が始まる。「卓球なんてクソだ」と吐き捨てる高杉律(佐野勇斗)だが、部長の松陰久志(北村匠海)にスカウトされ、過去の因縁を超えて卓球部に合流。“暗黒の御曹司”後藤洋二郎(坂口涼太郎)率いる代官山高校と激突する。
試合中にラケットを投げてぶつけてくる後藤を、ギフテッド(特殊能力)「0.1秒後の世界」で打球音を聞き分けてどんな球も打ち返して撃破する律。“マザー”こと近藤勇美(森崎ウィン)率いるメンバー全員が養護施設で育った都立八王子南工業高校との対戦では、松陰が自分の鼻歌で相手の聴覚を奪うギフテッド「無音の絶対時間」で勝利。このあたりは『テニスの王子様』っぽい。
そして迎えた薩川との決戦。部長として君臨する島津晃(小笠原海)は白い靄で相手の視界を奪うギフテッド「白霧島」で律たちを翻弄。一方、エビ高も傷ついたエース・桂光太郎(古川毅)が、打つべき場所の光が見えるギフテッド「スターゲイザー」で勝利。最終決戦では律が、球が炎をまとうギフテッド「ボルケーノスマッシュ」を駆使する薩川のエース、西郷吉之助(草川拓弥)との対戦に挑む。
画面の98%はずっとイケメンだし、異能力卓球バトルと共に若者たちの友情と因縁と苦悩をテンポよく描いているのでサクサク観られるのがよい。最終決戦でいきなりスポーツものの王道に戻ったのも微笑ましかった(個人的にはエスカレートし切った異能力バトルが観たかった)。
ドラマ終了後は、キャストと一緒にオンラインで応援上映を行ったり、オンライン朗読劇の開催を発表したり、早くも次世代メンバーを投入した第2シーズンの制作が発表されたりと、何かと忙しい『FAKE MOTION』。これもまた新しい深夜ドラマのひとつの形である。

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