世界最大規模の同人誌即売会として知られ、8月11日、12日の2日間で26万人が来場した『コミックマーケット104』。東京ビッグサイトで行われた同イベントで、人気スマートフォンゲームのヒロインに扮したコスプレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。2024年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。
そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがないという方に向けて、本稿では2024年8月以降に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
ここでピックアップするのは、世界最大規模の同人誌即売会として知られ、8月11日、12日の2日間で26万人が来場した大型イベント『コミックマーケット104』に参加していた、人気スマートフォンゲームのキャラクターに扮するコスプレイヤーたち。
屋内外に設けられた撮影エリアをのぞいてみると、『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』や『アズールレーン』、『Fate/Grand Order』といった、コスプレイベントではおなじみの作品のヒロインたち(に扮したレイヤー)が続々と集結。
真夏のイベントということもあり、水着など涼しげな衣装で会場を彩る参加者が多く、中には台湾や韓国といった海外から遊びに来ていたコスプレイヤーの姿も。そんな彼女たちに取材を依頼したところ、いずれも多彩なポーズで快く写真撮影に応じてくれた。
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「こちらの衣装に限らず、コスプレをする際は毎回、ウィッグの造形にこだわっています。ただ形を再現するだけでなく、作中でのキャラクターの仕草や雰囲気なども調べて、質感や色味、風になびく感じなども再現できるように今回もがんばりました」(『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』狐坂ワカモ/いのりさん)
「イオリはスレンダーな体型のキャラクターなので、しっかり再現できるようダイエットをがんばりました。写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、お尻もきれいにかっこよく仕上がっているので、スクワットを中心に筋トレに取り組んだかいがありましたね。それと今回は、衣装も自分のスタイルにぴったりのサイズで仕上げたかったので、水着や小物はすべて自作で用意しています」(『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』銀鏡イオリ/リリさん)
「ふわふわの耳と九尾(きゅうび)のしっぽがこだわりポイントです。尻尾は中に針金を仕込んでいて、どんなポーズでも形を保てるようにイチから自作で用意しました」(『アズールレーン』信濃/ふれいあさん)
「今回のメイドマシュのこだわりポイントは小道具です。盾は原作立ち絵の設定に近づけるため、内側にレースの装飾を取りつけました。大きめのイスを持ってきてそれに盾を立てかけることで、“私が持たなくても自立しているように見える”ようにしたところも、何気にこだわったポイントです。手に持つトレーにもレースの装飾をして、ケーキも一緒に飾ってみました。こちらのケーキはしっかり固定しているので、傾けても落ちないようになっています」(『Fate/Grand Order』マシュ・キリエライト/遥HARUKAさん)
「今回のコスプレでは、スカートのふんわり感にこだわりました」(『Fate/Grand Order』アルトリア・キャスター/御月みさこさん)
QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
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