きんに君、錦鯉・長谷川、とにかく明るい安村が語るギャガーにとって大事なこと(ボクらの時代)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『ボクらの時代』(6月11日放送)

なかやまきんに君×錦鯉・長谷川×とにかく明るい安村が鼎談。

「1年目から困ったら『パワー!』とか言ってごまかしてたんですよ。今もずっとごまかしながらやってる」ときんに君が言えば「わかります。ごまかしってやっぱ大事ですよね」と安村も同調。「同じポーズで止まっておく。止まってるとまわりが何かたとえてくれたり、なんだこいつとかいろいろ言ってくれるんで。ただ長く止まるっていうのでごまかしてます」とつづける。すると長谷川も「ホントに止まるのって大事」と熱弁。

長谷川が語った「普段ギャグをやらない人にムチャ振りすると止まらない。照れが出て止まってられない」というような場面は、確かに思い当たる。この「止まる」というのはギャガーにとって意外に大事な極意なのではないかと思った。この流れからか、その後、トーク中にたびたび止まって変な間ができるのがおもしろかった。

あと、安村やきんに君が海外で大ウケだったという流れで、「海外、行ったことあるんですか?」と聞かれた長谷川が「ツアーでは1回行ったことありますよ」と答える。「錦鯉で海外ツアーなんかしてたかな?」と思ったら、「僕の弟の友達が、町の商店街のくじ引きで当てたんですよ」と「『ちびまる子ちゃん』みたいなエピソード(笑)」(安村)をぶっこむ長谷川があまりに長谷川すぎて最高だった。ロサンゼルス5泊7日の旅で初めて牛丼を食べたそう。

『ワイドナショー』(6月11日放送)

イギリスの公開オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』(BGT)の準決勝・決勝に出演した「TONIKAKU」こと安村が凱旋。

そのときのネタは、舞台のダンサーを仕切っている男性と女性のふたりとプロデューサーと、リハーサルで相談して決めたそう。『ダークナイト』3時間は長いと思って観なかったため、『バットマン』をよく知らない安村はバットマンのポーズもどういうポーズがいいかダンサーに聞いて作ったそう。安村「他人からもらったネタです(笑)」。

ちなみにオーディション番組のためノーギャラ。安村「ホテル代は吉本。ネタは番組。(自分は)何もしてない(笑)」。

『ガキの使い』(6月11日放送)

オダウエダ植田の七変化。キンタマネタなどで笑いを取るも前半はやや苦戦。しかし、三浦マイルドへのドッキリ告白が突破口に。

「好きでした。付き合ってください」と告白するも、どうしたらいいかわからないマイルドに「しゃべらんと!」「勘悪いのぉ!」と容赦なくツッコみ爆笑を取ると、その後は、いわゆる“童貞を殺すセーター”を身にまとい、おっぱいに岡本社長と大崎会長の顔写真を貼りつける暴挙に出たり、最後は体を張ったネタを披露し猛烈に追い上げ。

最終的に54,000円が集まり、哲夫、ボブ・サップ、せいやを1000円上回って単独6位に。黒沢に次ぐ順位というのがなんだかいい。植田「最後、意識数回飛びました(笑)」。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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