オダウエダ「地獄のような空気を救う」ワクワクする出囃子に込めた想い【大舞台で響かせたい】

オダウエダ

文・編集=梅山織愛


神保町よしもと漫才劇場に所属するお笑い芸人に自身の“出囃子”について聞く連載「大舞台で響かせたい」。今回はオダウエダが登場。

ふたりが好きな作品ということで選んだ出囃子に込められた思いや、出囃子を決められるようになるまでの道のりを聞いた。

オダウエダ
小田結希(おだ・ゆうき/1995年6月26日生まれ、愛媛県出身)と植田紫帆(うえだ・しほ/1991年7月1日生まれ、大阪府出身)によるコンビ。2014年にコンビを結成。2度目の決勝進出となった2021年の『第5回女芸人No.1決定戦 THE W』で優勝。

オダウエダ
オダウエダ(左・小田結希、右・植田紫帆)

オダウエダの出囃子 「EM20_CH_alterna_01/巨災対」

──なぜこの曲にされたんですか。

小田結希(以下、小田) この曲は『シン・ゴジラ』の劇中歌なんですけど、私たちはふたり共『(新世紀)エヴァンゲリオン』とか庵野(秀明)監督の作品が好きなのでこの曲にしました。

植田紫帆(以下、植田) この曲はゴジラが暴れまくって、いよいよ日本に核を落とさないといけないってなったけど、主人公が「核を落とさずなんとかするんだ」って決めたときに流れる曲なんです。だからライブで地獄のような空気になったときは私たちがなんとかしましょうっていう思いも込めて選びました。

小田 初めて聞きました(笑)。

植田 逆に我々が巨大生物側でぐちゃぐちゃにするかもよっていう意味もあります(笑)。守るかぐちゃぐちゃにするかは出てみたいとわからないよっていう。

小田 そんなテーマがあったのは知らなかったですね。この曲を聴くとワクワクするので、選んだんだと思ってました。

──植田さんが決めたんですか。

小田 提案はしてもらったけど、決めるときは一緒に決めました。

植田 初めは平沢進さんの「パレード」とか「アンインストール」にしようかって言ってたんですけど、これからお笑いが始まるっていう空気にはならないのでボツにしました。

小田 好きなんだけどね。

植田 歌詞が入ってないやつがよかったんです。オダウエダのネタって「コント~」って言ってから始めるんで、歌詞があるとなんかぐちゃぐちゃしそうだなって。

小田 あと、私はワクワクするものっていうのを大事にしてるので、出囃子からワクワクしてほしいなという思いもあってこの曲がいいなと。

──おふたり共、庵野監督の作品が好きということですが中でも好きな作品はありますか?

小田 めっちゃ迷うけどやっぱり『エヴァンゲリオン』かな~。映画だと『破』が一番好き。

植田 『破』いいよな! でもアニメもいいし……。やっぱり選べないですね。

──この出囃子はいつから使ってるんですか。

小田 神保町に所属することが決まって、好きな出囃子使わせていただけるってなったときに決めました。

植田 初めて劇場メンバーになったタイミングです。私たちは大阪NSC出身なんですけど、ちょうど卒業するころに5upよしもとが漫才劇場に変わりますってなったんですよ。そしたら、どうやらコントはできないらしいみたいな噂が流れて。コントできなくなるんだったら東京行こうってなったんですけど、ほかにも同じことを思った人がたくさんいたみたいで申請が通るまでにすごい時間かかったので、結局、東京に行けるって連絡があったのは4年目になるタイミングでした。

そこから東京に来たんですけど、ムゲンダイでは正式な劇場メンバーという感じじゃなくて3rdメンバーだったので3、4年間は地下の小っちゃい劇場とかに出てました。それで神保町よしもと漫才劇場ができますってなったときに、ようやく正式な劇場メンバーになれて、出囃子も自分たちで選べたんです。

──出囃子を決められるまでには長い道のりがあったんですね。

小田 そうですね。でも他事務所の芸人さんに会うきっかけになったので、地下芸人時代はあってよかったなと思ってます。当時もそこで出会った人たちに支えてもらえたから芸人をつづけられたし、テレビに出るようになってからもその人たちが助けてくれたりすることがあるので必要な時間でした。

初めて外から観た『THE W』

──『THE W』優勝から1年が経ちましたが、今年の大会はどのようにご覧になりましたか。

植田 『W』に出てない状態で『W』を観るのが初めてだったので、改めてほかの賞レースと比べても難しい大会だなと思いました。でも天才ピアニストの優勝は圧巻でしたね。

小田 出ている人みんなかっこいいなと思いました。戦ってる人ってかっこいいですよね。

植田 今回は事前番組にも出させていただいたんですけど、そこで初めて去年の自分たちのネタを客観的に観たんです。1年間、怖くて観れなかったんですけど、改めて観たら「自分らのネタめちゃめちゃおもろいやん!」って言ってめちゃくちゃ笑っちゃいました。

小田 自分ではない別の個体がやってるネタだと思って観たら、この人たちめっちゃ変やなって(笑)。当時は正当なコントだと思ってやってたんですけどね。だから、今回優勝した天才ピアニストは演技力とか間の使い方とか、ストーリー性とか自分たちにはない部分に長けているので勉強になりました。後輩なんですけど、コントの師匠だと思ってます。

植田 去年よりさらにレベルが上がってましたね。来年はもっととんでもないことになりそう。

──普段から神保町で一緒の方々も健闘されてましたね。

小田 ヨネダもエルフもおもしろかったですね。神保町の女芸人だとぼる塾、ヨネダ、エルフとかが一緒なんですけど、この3組ってめちゃめちゃ忙しいはずなんですよ。だけど、ネタもちゃんと仕上げているんで私たちも忙しいとか言ってられないなって思わせてくれます。

植田 やっぱりこうやって所属している劇場があるっていい環境だなって思います。それぞれ忙しいなかでも、劇場に集まったときはネタを仕上げている姿を見せてくれるので、サボってられないなって思います。いい場所です。


年に一度のお祭りでキャプテンに

──大晦日に行われる『Jimbocho大晦日2022~紅白チームバトル!』では今回、キャプテンを務められるそうですね。

植田 我々がボスということで、後輩を駒のように扱おうと思ってます(笑)。相手チームは令和ロマンがキャプテンで神保町を支えてきた華のあるメンバーがいるんですけど、我々のチームはブラゴーリとかドンデコルテとか花を支えてきた大地のようなメンバーがそろいましたね。

小田 確かにかなり濃いメンバー(笑)。

──キャプテンは任命ですか?

植田 いや、たぶん小田がやりたいってぐずったんだと思います。

小田 違います! たぶん、ほかにいなくて仕方なくオダウエダでいいかってなったんだと思います。

支配人 違います。ちゃんと任命です。

植田 とのことです。よかったです(笑)。

小田 でも神保町芸人がこれだけ集まることも珍しいので、普段は見られない絡みとかもあるかもしれないですね。

植田 しかもシャッフルネタバトルとかもやるんですよ。私たちはプール、おミュータンツ、バイバイスプリットとユニットで。

小田 カラオケ大会とかもあるんですよ! 一部二部でやることも違うので、両方観てほしいです。


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  • 『Jimbocho大晦日2022~紅白チームバトル!』

    『Jimbocho大晦日2022~紅白チームバトル!~』

    【第一部】
    日時:2022年12月31日(土)開場:16:45/開演17:00/終演19:00
    出演者:
    MC:ぼる塾あんり、オドるキネマ鈴木バイダン
    チームリーダー:オダウエダ、令和ロマン
    ・コーナー(1)
    ブラゴーリ、ミカボ、ネイチャーバーガー、狛犬、兄弟、シノブ
    ・コーナー(2)
    スーパーサイズ・ミー、エルフ、ぺんとはうす、まんぷくユナイテッド、ピュート、ゆかいな議事録
    ・シャッフルネタ
    世間知らズ、バイバイスプリット、おミュータンツ、プール、ヨネダ2000、10億円

    【第二部】
    日時:2022年12月31日(土)開場19:45/開演20:00/終演22:00
    出演者:
    MC:ぼる塾あんり、オドるキネマ鈴木バイダン
    チームリーダー:オダウエダ、令和ロマン
    ・コーナー(1)
    赤嶺総理、ドンデコルテ、11月のリサ、ラタタッタ、オフローズ、エバース、テキセツの街
    ・コーナー(2)
    ぼる塾はるか・田辺、オドるキネマ南、ナイチンゲールダンス、軟水、インテイク、金魚番長
    ・歌企画
    素敵じゃないか、Now on sale、ウォーリーズジャパン、9番街レトロ、めぞん、マリーマリー、太鵬、サンタモニカ

    【チケット料金】
    劇場:前売2,500円/当日3,000円/通し券4,000円
    配信:バラ1,500円/通し券2,500円

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梅山織愛

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