テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。
『もっと評価されるべき審議会』
芸人たちが「もっと評価されるべき芸人」をプレゼン。マヂカルラブリーは、NSCを卒業したばかりで今年4月にデビューしたトリオ「かけおち」。「オチが読めないとか伏線回収とか一個もない。それでいいんですよ、お笑いって」と野田は、お笑い=賞レースという価値観では評価されにくいが彼らが「評価される時代になってほしい」と言う。
銀シャリは、「超絶リスペクト」「憧れている」という囲碁将棋。「代表作があったほうが評価されやすいけど、アルバムがスゴいタイプのミュージシャンと同じ」と鰻。笑い飯は、「唯一無二のネタ職人」だとヘッドライトを紹介。「名前は明るいけどとにかく地味。華がない」「知られてなくて地味なのにあれだけウケるってすごい」と。
そしてさらば森田はななまがりを挙げる。「ちょっとずつは世間に知られ出したけど、全然評価が追いついていない」と。佐久間Pも「一個の設定を突き通してやる強さがある。コントの演技力があるんだかないんだかわかんない演技なんですよね。繊細な設定をぶち壊す演技をするから二重三重におもしろい」と評価。それを聞き、伊集院がコントの演技力と演劇の演技力との違いを指摘し、劇団ひとりはななまがりの演技を「コント用のお芝居の頂点」だと評す。そんなひとりに伊集院が演じるときにその違いを「狙うの?」と聞くとひとり「僕はね、両方できるんですよ(笑)」。
『激レアさん』
「ひょんなことから新潟の老舗ラーメン店を継ぐことになった伝説のバンドHi-STANDARDの人」ということでハイスタ難波が激レアさん役。この登場にひと目でパンク好きの小峠は「おぉっ!」とのけぞって驚きの声を上げるのがおもしろかった。
学生時代からラーメン屋「楽久(らっきゅう)」の味に魅せられた難波は、2008年に帰省するとまた通い始めるが、「この店たたもうと思っている」と女将さんに聞かされ「継がせてください」と即座に言ったそう。当然「無理よ」と最初は言われたが、何度も通い了承を得た。
店のメンバーを集めるも集め過ぎて新たな場所が必要になったり、直感で誰も来ないような海岸にある建物を店舗にすることにして、クラウドファンディングで改装の資金を集めるも、老朽化がヒドく倍以上の予算を使って建て替え……と、ひらめきによってどんどん問題が生まれてしまう。そんな難波への若林によるラベリングは「お店の計画のベースラインは乱れまくる人(笑)」。切れ味抜群。
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