8iper、デビューライブで掲げた小指に込めた覚悟「アイドルにならせてくれてありがとう」【『8iper Debut Live』レポート(独占写真あり)】
9bic(キュービック)や7m!n(セブンミニット)が所属するWAIWAI.incが新たに放つ、5人組メンズアイドルグループ「8iper(ハイパー)」。「次元を超えて無限の可能性を創出するグループ」をコンセプトにした8iperのお披露目となるライブ『8iper Debut Live』が、2022年11月27日に品川グランドホールで行われた。
ここではその公演のレポートを、QJWeb独占掲載となる写真と共にお届けする。
“誰かの光に”その風格を感じさせた初ステージ
歌やダンス、ラップなどのセンスがある人たちが“才能の原石”なように、誰かの光となるだろう素質も立派な才能の原石だ。パフォーマンスが多くの人に訴えかける力を持つように、アイドルたる自分を貫く覚悟も多くの人を魅了する。
11月27日、品川グランドホールでのライブでデビューした8iperにも、そんな覚悟を感じた。初パフォーマンスへ挑む5人を見守るべく、会場には400人を超えるファンが集結。色とりどりのペンライトが観客席を埋め尽くし、歓声が限られる状況をものともしない温かい空間が作り上げられたのである。
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オープニングムービーが終わりステージ正面の扉が開くと、緊張した面持ちのメンバーが登場。音楽に乗って流れるように、デビュー曲「ultra」のパフォーマンスへ入っていった。サビで<今会いに来たよ>と微笑む猪戸周杜は、今回が初ステージにもかかわらずアイドルオーラ全開だ。パァッと輝きを放つ笑顔は浄化作用さえありそうなほどで、誰かの光になり得る風格を漂わせる。岡田隆之介が歌割のない部分でもしっかり作り込んだ表情を見せたかと思えば、橘未來唯は透き通った歌声を伸びやかに響かせる。<無限大の幸せを今 君と約束しよう>と掲げられた小指は、アイドルとして生きていく8iperの覚悟を感じさせた。
つづく「この世に神様はいない」は、9bicや7m!nを応援してきた人からするとびっくりするようなボカロックチューン。イントロを受けてスッと曲に潜っていくさまは、何度も練習を重ねて世界観を作り出そうとしてきたことを想起させた。
初のトークコーナーで見せた5人の個性
最初のトークでは、初々しさたっぷりにはにかんで自己紹介。フレッシュ過ぎる5人の一挙手一投足に、観客からは常に「かわいい……」とため息が漏れる。「緊張し過ぎて、足がプルプルでした」と吉川巧巳が告白すると、田中楓馬も「緊張し過ぎて振りが飛んじゃって……」と胸の内を明かし、初舞台ならではのピュアな一面をたっぷりとのぞかせた。
メンバーによるトークが一段落するとお笑いコンビ・ニダンギアがMCとして現れ、3つのバトルに8iperが挑む「ハイパーアイドルに俺はなる選手権」がスタート。最初に行われた「箱の中身はなんだろうな」は、田中・猪戸のハイチームと岡田・橘・吉川のパーチームに分かれての勝負。箱の中に手を入れて触った感覚だけで中身を当てる王道のゲームは、まさしくアイドルの登竜門。「本気でいくわ」と意気込んでいた岡田が、対戦相手の田中に箱の中でちょっかいを出されたり、ひとりでチャレンジすることになった吉川がスッと手を突っ込んですんなりと正解を叩き出したり、パフォーマンスだけではわからない5人の度胸を垣間見ることができた。
次に行われたのは、鉄棒にぶら下がっていられる時間を競う「懸垂耐久レース」だ。やることは極めてシンプルなのだが、ぶら下がっている最中にニダンギアが「今、一番食べたいものは?」などとインタビューしてくるためひと筋縄ではいかない様子。質問に気を取られて、うっかり足をついてしまったメンバーも。最終的には最年少の橘が勝利して「話にならなかったですね」と、お兄さんたちを焚きつけていた。
最後の勝負では、2小節ずつ振り付けを追加しながら踊り継いでいく「ダンスしりとりバトル」が行われた。振り付けを覚えるだけでなく、即座に考えなければいけないため、メンバーは大苦戦。8iper楽曲の振りやお笑いのネタなどを交えながら、個性豊かなダンスしりとりを繰り広げていく。ラストは田中と吉川の一騎打ちになり、「ステップが左右逆だった!」という手厳しい取り締まりによって田中が勝利。このゲームに勝った人が特別に818ポイントを獲得することとなっていたため、「ハイパーアイドルに俺はなる選手権」は田中の優勝で幕を閉じた。
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