昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。
テレビに「ダセェ出方」をしていると自嘲するニューヨークの分析力は凄まじい
『あちこちオードリー』
ゲストはニューヨークと岡田結実。オープニングで「(先のことは)考えないというか、考えられないというか」(春日)、「2年後までしか見えない。そこから真っ暗。40代のほうがノーフューチャー」(若林)と話しているとたまらずニューヨークが「やめてもらっていいですか!」と“乱入”。
当初はますだおかだ岡田の娘であることは隠していた岡田。浜田雅功と共演した際、収録中に「お前、岡田の娘なんやろ?」と言われたそう。事務所の人からスタッフにできればカットしてほしいとかけ合うも、浜田が「いや、あれはカットせんくてええ」と答え放送に。「だからちょっとだけ浜田さんを恨んでる。ありがたいんだけど、ちょっとオイオイと」と笑う岡田に「浜田さんを恨んでるって話、俺ら転がせないよ!」と若林。
『スッキリ』で岡田が残り5秒のところを締めてと振られ、「今日は楽しかったです」などとちゃんと感想を言ってから、「閉店ガラガラ」と締めたのを観て春日は「もう感動してさ」と絶賛。「振られたら父のネタを全力でやるけど、もうそろそろ脱皮しなきゃって思ってて。だけど5秒で締めてって言われた瞬間に父のネタに頼っちゃう自分がいる」とストイックな岡田。これに屋敷「どんどん上に行く人ってこういう人なんですね」。
「vs第七世代」の立ち位置でテレビに出ていることについて「ダセェ出方」と自嘲するニューヨーク。第七世代との価値観の違いを挙げ「見てきた景色が違うのかな?」と言う若林に屋敷が「俺ら、『最後のガラケー』みたいな。めちゃくちゃキレイな着メロ鳴らそうとしてる」と秀逸なたとえ。そして若林を「デカいガラケー」と評す。
『霜降りバラエティ』
時間帯移動後の初収録にもかかわらず、せいやは寝坊で1時間遅刻。もともと高所NGのせいやにバンジーをさせるというドッキリ企画だったが「飛ばないといけない理由ができてしまった」とせいや。蛙亭が“応援”ゲストとして登場。高所が得意な岩倉は「せいやさんが怖がってるという事実のほうが怖いです!」と言ってあっさり飛ぶ。そして中野はやたらうまくて妙におかしいイラストを披露。イラスト仕事、殺到しそう。上で怖がっているとき、マネージャーが下のベンチで座っているのを見てせいや「自分のタレントがバンジー飛ぶときは、せめて立てー!」。
『100分 de 名著』
谷崎潤一郎の『痴人の愛』を吹越満が朗読し、島田雅彦が解説するなんて、艶しかない。本文中に出てくる「淫婦の面魂」という表現に「『淫婦の面魂』ってなんですか!? かけ軸にしたいくらい!」と興奮する伊集院。女性が欲情にかられると「淫婦」などと言われ、男性の場合は「豪傑」などと肯定的に言われると指摘する。島田「(『痴人の愛』は)男尊女卑から始まってるんだけど、男尊女卑教の敗北。図らずも女性を解放してしまう。これが全体の肝」「けっして女性嫌悪には陥らずに、女性を作った枠組みの中に押し込めるのではなくて、女性そのものを見てる。変態だけどフェア」。
今日観たい番組:霜降り、ザコシ、野田クリスタルなどが、笑ったら負けの「お笑いバトルロイヤルゲーム」に挑戦。
『霜降り明星の笑野行動~笑わせあって生き残れ‼︎~』(フジ)芸人たちがサバイバルフィールドを舞台に“笑いの武器”を手に取り本気で笑わせ合う「お笑いバトルロイヤルゲーム」。
『家、ついて行ってイイですか?』(テレ東)2時間SP。
『水曜日のダウンタウン』(TBS)は「この夏、セミの抜け殻を集めながら国道1号線沿いを歩いたら名古屋くらいで“セミダブルベッド”完成する説」「『親を泣かすことが出来たらおもちゃプレゼント』の条件で手紙を書けば、動機はどうあれ 結果めちゃくちゃ感動的な手紙になる説」。
『バナナサンド』(TBS)3時間SP未公開。
『秋山とパン』(テレ朝)スタート。
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【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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