松丸亮吾×藤本海右×渡辺一弘「難解なものは作らない」謎解きクリエイター集団・RIDDLERが目指す先

2026.9.16

文=ふくだりょうこ 撮影=木村心保 編集=高橋千里


今年で創立7周年を迎えた謎解きクリエイター集団・RIDDLER。会社を立ち上げた松丸亮吾と、その相棒として縁の下を支える藤本海右、YouTubeでも圧倒的な存在感を放つ渡辺一弘は、謎解きを作る上でどんなことを大事にしているのだろうか?

現在発売中の『Quick Japan』vol.185では、RIDDLERを徹底特集。QJWebでは、本誌に収録しきれなかった3人のインタビューの一部を特別に公開する。

RIDDLERが表紙を飾る【SPECIAL EDITION版】購入はこちら

万人に楽しんでもらえる謎解きを作る

──大学のサークル活動をきっかけに法人化したRIDDLER株式会社ですが、設立当初はチーム作りについてどのように考えていたのでしょうか?

松丸 ベンチャーならではなんですけど、最初は本当に信頼しているクリエイターにひたすら声をかけていきました。

あとは、RIDDLERの謎解きは「万人に楽しんでもらえるように作る」というのを徹底しています。難しいものを作って、謎解きが好きな人だけがハマればいいっていうものは、RIDDLERでは作らない。それは謎解きを広めてないし、万人が楽しめるものではなくなりますから。

松丸亮吾
松丸亮吾(まつまる・りょうご)1995年12月19日生まれ、千葉県出身。RIDDLER株式会社の代表取締役。無類のゲーム好きで、朝が苦手な一面も

──今のチームの空気はどんなふうに感じていらっしゃいますか。

渡辺 雰囲気はいいと思いますよ。忙しくても、みんなでやろうよ、という感じで。

松丸 渡辺はけっこう、バレーボールでいうリベロなんですよ。落ちそうになった球を全部拾ってくれる。でも「俺、触っていないです」ぐらいのテンションでいるから、かっこいい存在。

渡辺一弘
渡辺一弘(わたなべ・かずひろ)1996年1月1日生まれ、東京都出身。高IQ集団「MENSA」の会員でもある

渡辺 ありがとうございます。普段は、謎はあんまり作らないんですよね。相談に乗って、1から80ぐらいにするのは得意で。

松丸 それ、もう作ってることにならない?

渡辺 口出してるだけ。自分で手を動かさずに、「こうしたほうがいいんじゃない?」みたいなのを僕はよくやってますね。一方で松丸は、ゼロイチと99、100が得意なんで。

松丸 そんなにピンポイントなの?(笑) パッと思いついたアイデアの粗をなくして、きれいに仕上げるのがめっちゃ得意なのが藤本くん。

藤本海右
藤本海右(ふじもと・かいゆう)1995年10月14日生まれ、神奈川県出身。松丸の大学時代からの相棒で、縁の下の力持ち的存在

渡辺 整合性を取るのが得意。

藤本 つじつまが合ってるかとか、「こういう表現のほうが誤解を生みにくいよね」みたいな詰めは僕がやっています。

渡辺 テキストひとつでお客さんから「納得できない」という声も上がるので、大事な作業だと思いますね。

目指すは武道館! 会場みんなで盛り上がれるエンタメを

──謎解きを作る上で一番のやりがいはなんですか?

渡辺 SNSの感想じゃないですかね。エゴサ、めっちゃしちゃいます。

松丸 わかる。めっちゃする。

藤本 ハッシュタグで検索して、下から順番にいいね一個ずつ押していく(笑)。

渡辺 それ一択かもしれません。感想がなかったら作らないかも。

松丸亮吾×藤本海右×渡辺一弘

──今後挑戦してみたいことがありましたら教えてください。

松丸 ひとつ目標にしてるのは、(日本)武道館ですよね。

渡辺 武道館でやりたい、はずっと言ってるんですよ。

松丸 ライブエンタテインメントが好きでよく行くんですけど、悔しいんですよね。会場が一丸となって盛り上がって、楽しく帰るっていうのが、謎解きではあんまりないなと思って。

純粋に何かみんなで一斉にできる謎解きのかたちって、まだある気がしてて。それは武道館で実現したいと思っています。

渡辺 1コンテンツに対して1万人以上遊んでくれることが一番の目標かもしれないですね。今、おうち謎(※)だと一番売れて5000個とかなので、1万人以上にコンスタントに遊ばれ続けるとうれしいですね。

(※)「おうちで遊べる謎解き」をテーマに、RIDDLERが制作した謎解きゲーム。ひとりでも複数人でも遊ぶことができる

藤本 どれもおもしろいからね。

渡辺 謎解きってめんどくさいって思う人がまだけっこういる気がするので、そこはもうYouTubeでどんどん広げていって、謎解きプレイヤーを増やしていけたらと思ってます。

RIDDLER初表紙&特集! 誌面に隠された“謎”を解け

現在発売中の『Quick Japan』vol.185ではRIDDLERを特集。SPECIAL EDITION版カバーには、RIDDLERから松丸亮吾を含むメンバー7名が登場。謎めいたクールな雰囲気が漂う、貴重な撮り下ろしカットとなっている。

本特集では、松丸亮吾×藤本海右×渡辺一弘の3ショット座談会のほか、RIDDLERを支えるクリエイターへのインタビューを収録。ほか、松丸亮吾が謎解きカルチャーの歴史や魅力を解説する。

また誌面には、RIDDLERが制作したオリジナルの謎解きも特別に掲載。未経験者や初心者も、気軽に挑戦してみたくなる“謎”をお届けする。

RIDDLERが表紙を飾る【SPECIAL EDITION版】購入はこちら

この記事の画像(全6枚)



  • リドラの謎解きショップ

    「リドラの謎解きショップ」では、ひとつの箱の中にたくさんのひらめきが詰まった「おうち謎」を販売中!

    さまざまな謎や仕掛けが楽しめる、個性豊かな作品が勢ぞろいしています。

    2026年9月16日〜9月23日まで期間限定セールも開催中!

    関連リンク


この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

ふくだりょうこ

ライター。大阪府出身。大学卒業後、フリーランスとして活動。お酒と小説が好き。