『M-1グランプリ2026』のエントリーが6月22日にスタート。同日、開催会見が行われ、2025年王者のたくろう、ファイナリストのドンデコルテ、エバース、真空ジェシカ、ヤーレンズ、豪快キャプテン、ヨネダ2000、ママタルト、めぞん、ほかに男性ブランコ、ダンビラムーチョ、カラタチ、ネコ二スズ、豆鉄砲が登壇した。
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ドンデコルテ小橋「めちゃくちゃお金持ってます」
会見のMCを務めたのは川島明(麒麟)とABCテレビの福戸あやアナウンサー。毎年、開催会見のMCを務める川島は「去年の段階で、世間の人はたくろうの存在すら知らなかったかもしれません。ドンデコルテの小橋(共作)さんは今や(私服が)ヴェルサーチまみれになって、嫌われ出している。それくらい夢のある大会です」と会場の笑いを誘った。

まず登場したのは、たくろう。「人生が変わりました」という赤木裕は、「4月から東京に出てきて、会えるはずのない人にいっぱい会えた」としみじみ。たとえば誰と会えたのかと問われると、自ら話を振ったにもかかわらず、「えー!」と動揺する。川島は思わず「ムチャブリしたみたいになってる。当然の会話です」とツッコミを入れた。
一方、きむらバンドは、約10社のコマーシャルに出演したと報告しつつ「ネタで名前を出させていただいたほとんどの企業さんにアクションをいただきまして、あと残っているのはどこやっけ?」と質問。赤木が「WHO」と回答し、会場を笑いで包んだ。

昨年準優勝し、大ブレイク中のドンデコルテは、小橋が開口一番「めちゃくちゃお金持ってますね!」と成金発言。そんな彼の態度に苦い顔を浮かべる渡辺銀次は「来年も我々のように、ここに出たことのないような無名の人間が出てくるのかなと思うと……最悪です」と本音を口にする。
さらに『アサヒビール スマドリ ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦』決勝にも挑むため、「ネタはあるのか?」と心配の声が挙がった際には「私も心配でして。未来の私に丸投げしております」と語った。

新キャラクター?“言い切る町田”
昨年、1stラウンドを首位で通過したものの、結果は3位と悔しい思いをしたエバース。佐々木隆史は「最終決戦で漫才をやらなきゃいけないのに、僕らだけ人形劇をやってしまって……それが敗因かな」と分析。
一方、最終決戦のネタを選んだ町田和樹は「だいぶ信用を失っているんですけど、今年こいつ(佐々木)に『何やりたい?』と聞かれたとき、『本当にいいやつ』を言うのか、『あんまりのやつ』を言うのか……これまだ答え出てないと思うんですよ」とななまがり初瀬悠太のピンネタである“言い切る男”の前口上を語り出す。その勢いのまま「僕がその答えを言い切りましょう!」と完全再現した。

そんな“言い切る町田”を気に入った真空ジェシカ・川北茂澄は、町田の代名詞となりつつあるツッコミを引用しつつ「『ガチでエグい』か『エグくないか』は?」、「さすがに末締めかどうかは?」と、言い切る町田を何度も要求していた。

そんな真空ジェシカは5年連続で決勝進出中。川北が「6年連続を目指してここまでがんばってきた」と振り返ると、すかさずガクが「ウソウソウソ!」と訂正した。そんなガクの言葉に、腕を組む川北が「宇宙では本当!」と反論する。
これは川北の新キャラクター「宇宙戦士」だそうで、彼の中に眠るもうひとつの人格なのだという。「会話の中で、宇宙ではどうなのかを教えてくれる」という設定だが、ガクは「またややこしいことをし始めた」と辟易した様子。宇宙戦士(川北)が「宇宙ではややこしくない!」と返すと、川島から「逆を言っているだけ」とツッコミが。ガクは「すぐ、からくりに気づかれてんじゃねーか!」と嘆き、会場の笑いを誘った。

3回連続決勝進出中のヤーレンズは今年が“ファイナルイヤー”
「今年ラストイヤー」と紹介されたヤーレンズだが、楢原真樹が「(正確には)ファイナルイヤーですね」と訂正した。川島が「『ラストイヤーはほんまは去年のことや』とかええねん。みんななんとなくわかってるから」とツッコミを入れると、楢原は「気難しくてすみません」と頭を下げた。
一方、出井隼之介は近年「くじ(笑神籤/えみくじ)運」がよくないと語る。「一昨年は阿部一二三さんが令和ロマンのあとに2番を引いて、去年は阿部詩さんがトップバッターを引いたので……柔道家NGということで」とこぼした。

豪快キャプテンは、今回唯一大阪から参戦。べーやんが『M-1』をきっかけに増えたというレギュラー番組を紹介するもグダグダになってしまう。すると、山下ギャンブルゴリラが「最初なんでお前がしゃべってん!」「あんまり自発的にしゃべらんといてくれ」とブチギレ。笑いが巻き起こった。
そのあとは、山下がひとりで東京の番組に出演していることが話題に。川島と天津飯大郎が出演するラジオ番組『イースト駅前クリニック presents 川島明のねごと』(TBSラジオ)にも電話出演したと胸を張ると、べーやんが「電話かい」と仕返し。山下は「お前……電話ですら出てないくせに!」と感情を露わにした。

続いては、ヨネダ2000。誠は第一声で「ひき肉、ひき肉でありがとうございます」と、スーパーマラドーナ武智から継承したギャグ「ひき肉にしてやんよ!」を交えてあいさつ。川島が「今年もまだ(ひき肉ギャグを)持っていくんですか?」と質問すると、「南原(清隆)さんに『そんなこと人に言っちゃダメだ』と言われました」と明かした。
また、誠は目の前にいる記者に「記事にしていただいていいですか?」と問いかけつつ、「2026年『M-1グランプリ』……I’ll turn it into ground meat」とひと言。愛が「『ひき肉にしてやんよ!』英語バージョンです!」と紹介した。

めぞん、テーマは「もう逃げない」
『M-1』決勝で10位、9位と徐々に順位を上げているママタルト。登場時からレシーブ、トス、スパイク……とふたりでマイムをするなど、バレーボール要素満載のパフォーマンスを見せる。大鶴肥満が「バレーボールだから“ローテンション”かと思いきや、今年は“ハイテンション”にやっていきたいと思います!」と宣言。
すると、檜原洋平が「宇宙では3人でアタックする」と宇宙戦士の“スペースライバル”として降臨した。「地球ではワールドカップが流行っていますが、宇宙はどうなんですか?」と問われると、困惑しつつ「宇宙では卓球が流行っている」とポツリ。すぐに「ハイドレーションブレイクをください」と水分補給タイムを要求し、笑いを誘った。

昨年、初ファイナリストとなっためぞん。吉野おいなり君は「『M-1』後、伝説のギャグ(ネタ中に発した)『逃げろ』をさまざまな場所で要求されました。『逃げろ』をやっていくうちに、僕のヒザが完全に壊れてしまって、『逃げろ』をやるだけで、それまでの痛みが全部ヒザに戻ってくる『逃げろヒザ』になっています。今年のテーマは『もう逃げない』。今日この場所で“逃げろ納め”させてください」とお願い。実際に「逃げろ」を披露して会場を盛り上げた。
そのあと、吉野の暴言から原一刻ともみ合いになるひと幕が。小競り合いをしていると、急に吉野が原を全力ビンタ。原は「カメラ止めて!」「今から警察に行きます!」と訴えていた。

昨年2回戦敗退の男性ブランコが残した格言
後半は、今年期待のコンビが登場。まずは、決勝経験がありながら昨年は2回戦で敗退したラストイヤーの男性ブランコから。浦井のりひろは「昨年の『M-1』が盛り上がったのは我々が2回戦で落ちて引きしめたから」と念押し。平井まさあきも、ヤーレンズ出井から「下味がついた」と言われたと明かす。最後に浦井は「これでみなさん、わかったと思います。『受かると思うな2回戦。あると思うな追加合格』。よろしくお願いします!」とスローガンを残した。

同じくラストイヤーのダンビラムーチョ。大原優一は「去年はめちゃくちゃな状態で……ネタどころじゃなかった。今年は仕上げていきたい」と意気込む。原田フニャオも「昨年は漫才ができる喜びを噛みしめすぎて、『勝つ』とかどうでもよかった」と笑顔で振り返った。
歌ネタを得意とするため大原はラストイヤーに向けて、ヨーデル教室に通っているという。「1時間なんですけど、その間で先生が当たり障りのない話をするんです。最近、ヨーデルを学ぶ時間が短くなっているのが悩みです」と明かした。

続いても同じくラストイヤーのカラタチ。推しの櫻坂46・武元唯衣が卒業し、失意の中にいるという前田壮太は「カラフルだった僕の世界があの日からモノクロになりました。“黒澤映画”の中で生きているみたいです」と独特の表現で胸中を吐露。一方、大山和也は「(前田が)武元唯衣ちゃんに向けてネタを作っていたので、今は養成所時代のネタしかなくなった」と告白し、会場を驚かせた。また、Wオタクが武器のふたりだが、前田が「もしかしたら僕が不動産屋に行くネタをやるかも」とポツリ。川島が「今さら!?」「設定がベタやな〜」と驚愕した。

豆鉄砲ホセが赤ちゃんを斬る
刀を持ってきたのは豆鉄砲。東健太郎は「こんなところでスベったら末代までの恥なんで、スベったら斬ってもらう」とホセに刀を渡す。ホセは困惑しつつも刀を受け取る。続いて東は、「今日まだ誰も言ってなかったと思うんで……(『M-1』を)開催します!」と開会宣言。ここでホセが柄に手をかけるも、動かず……川島は「ホセが斬るんだろ?」と注意した。そのあとも東が何を言ってもホセは斬らない。最後まで刀を抜くことはなかった。
昨年初の準決勝に進出したネコニスズ。“赤ちゃん”こと舘野忠臣の顔色が悪いことを指摘されると「内臓がおかしいのかも!」とヘラヘラ。ヤマゲンは健康的に痩せていると説明し、心配はいらないと説明した。記者へのサービストークを求められた舘野は「記者のみなさん、赤ちゃんはね……ZZZ」と寝てしまう。ここでホセが背後から「えーいっ!」と刀を振り下ろすと「斬られちゃった!」と赤ちゃん。不穏な空気に包まれるも、川島が「すごいスピードで(ふたりが)2分の1を3回間違えた」と言葉で斬り落とし、爆笑を起こした。

最後に大原が「この間、小田急線に乗っていて、“鬼が座っているな”と思ったらヤマゲンさんでした」と報告するひと幕が。川島が「鬼と赤ちゃん」と述べると、ヤマゲンは「ほぼ鬼としみちゃむやないかい!」とツッコミを入れていた。
『M-1グランプリ2026』の1回戦は8月1日からスタートし、全国12地区で開催。今年も熱い戦いが幕を開ける!
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