子を持つ男親に、親になったことによる生活・自意識・人生観の変化を、匿名で赤裸々に独白してもらうルポルタージュ連載「ぼくたち、親になる」。聞き手は、離婚男性の匿名インタビュー集『ぼくたちの離婚』(角川新書)の著者であり、自身にも2歳の子供がいる稲田豊史氏。
第13回は、新聞記者の50代男性。再婚した現妻との間に子供を授かったが、長年「子供はいらない」と強く思っていたという。
加古川学さん(仮名、51歳)は新聞社の文化部記者。3年前に再婚した妻・茜さん(仮名、34歳)との間に、間もなく2歳になる男の子がいる。
ただ、加古川さんは長い間、かなり強く「子供はいらない」という考えだった。実際、10年以上も夫婦生活を共にした前妻とは、「子供は作らない」という前提で籍を入れた経緯がある。加古川さんの人生はいつ、どのようにして大きく方向転換したのか。
【書籍版の刊行により、この記事の公開は終了しました】
連載「ぼくたち、親になる」書籍化
約1年続いた本連載の書籍化が決定。書籍版では、QJWebで掲載した全13回に加え、書き下ろしのボーナストラックも収録されています。
【連載「ぼくたち、親になる」】
子を持つ男親に、親になったことによる生活・自意識・人生観の変化を匿名で赤裸々に語ってもらう、独白形式のルポルタージュ。どんな語りも遮らず、価値判断を排し、傾聴に徹し、男親たちの言葉にとことん向き合うことでそのメンタリティを掘り下げ、分断の本質を探る。ここで明かされる「ものすごい本音」の数々は、けっして特別で極端な声ではない(かもしれない)。
本連載を通して描きたいこと:この匿名取材の果てには、何が待っているのか?






