ハナコ岡部、世界、武内駿輔が『鬼滅の刃』の妄想キャスティング会議で白熱。炭治郎役は?(140×875)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『140×875』(7月25日・8月1日放送)

2週にわたってEXILE/FANTASTICS世界と武内駿輔を迎え、岡部と3人で「『鬼滅の刃』の妄想キャスティング」。事前アンケートから3人とも真剣そのもので案を出し、妄想キャスティング会議は白熱。

前半は煉獄を「まっすぐで熱い」山田裕貴、冨岡義勇を中村倫也、宇髄天元を鈴木伸之、不死川実弥を柳楽優弥など、まず柱や鬼を決めていった面々。時透無一郎には、世界が神木隆之介を推すが、神木はほかのふたりは炭治郎役に挙げていることもあり、先に炭治郎を決めようという話に。

世界は『仮面ライダーギーツ』の佐藤瑠雅を「アクションがめちゃくちゃうまい」「これから経験を積んでいく姿が炭治郎と合う」などの理由から強く推す。この熱弁に心動かされた武内も「シリーズ化したときに成長が見える」「 神木くんだと完成し過ぎてる」と佐藤に傾いていく。進行役の秋山「ホントの会議でもこういうやりとりありそう(笑)」。

実際、炭治郎まわりは若手で固めて、柱や鬼を主役級の大物にするというのが作品の性質的にも合いそう。そうした考えのもと、伊之助は眞栄田郷敦、善逸は岡山天音と決まっていき、残り15分に。禰豆子には岡部が挙げた今田美桜がピッタリだと思ったけど、その岡部が話し合っているうちに當真あみを挙げ、そちらに。無惨役には3人が挙げた綾野剛、藤原竜也、GACKTのトリプルキャストという離れ業になってしまったが、個人的には藤原竜也は産屋敷耀哉に合うと思う。と、いうように話を聞きながら自分の妄想も捗っておもしろい。

妄想キャスティングは見た目だけで決めたり、現実的にあまりにもあり得ないバランスだったりするととたんに冷めるのだけど、この3人はそれをすごくわかっていてとてもよかった。終わったあとに気持ちよさそうに岡部「整ったぁ」。

『脱力タイムズ』(8月4日放送)

ゲストは飯豊まりえとノンスタ井上。今回は井上が「提言」をするということで、井上流恋愛論を語ったり社会にツッコむのだが、彼の話は途中から副音声になり、主音声では青島アナの実況、アリタと丸田佳奈や茂木健一郎による解説が入るというもの。「飯豊まりえの表情がフリーズしている!」という実況が可笑しい。最後のコンプライアンス委員会でネタバラシされた井上「久々にメンタル崩壊しそう!(笑)」。

『ランジャタイのがんばれ地上波!』(7月25日・8月1日放送)

桐野安生と本田らいだ~△の、地下芸人ふたりによる仲直り企画。それを2週にわたってやるなんて、この番組でしかありえないだろう。

本田が好きだった女性と、本田には「応援する」と言いながら裏で会って最終的には付き合った桐野という、どうしようもない恋愛問題で4年間絶縁状態で会ってもいないふたり。スタッフ含め全員が「本田派」という状況のなか、いよいよ対面。再会の緊張と慣れないテレビで変な感じになってしまう。桐野は流れを無視してあっさり謝ってしまうし、本田はかかっている感じでテンションが上滑り気味。

本田への思いを込めたというネタには「クソゴミみたいなネタ持ってきやがって!」と本田。「まだありますよね?」と国崎が振ると「ないよ……」と弱々しく答える桐野が最高におもしろかった。それでもひねり出したハーモニカを使ったネタがちゃんとおもしろいという奇跡。

結局、仲直りしたのかなんだかよくわからない結末がふたりらしくてよかった。


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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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