RGがエハラマサヒロの「出てき方」をものまね。その後本人の登場に、石橋貴明「本当の出落ち!」(ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(7月8日放送)

初めての夏開催に「フジテレビが変わったんですよ! 港社長体制になってから」「一生懸命種蒔いてるんですけど、土壌が✕✕(笑)」と石橋。中村愛、モリタク!、河口こうへいによる『ぽかぽか』MC陣のモノマネのあとには「『ぽかぽか』はちゃんと芽が出てるの?」。

ジョニー志村とみかんによる「2022年『徹子の部屋』に出たときのタモリ」の今のタモリ&徹子っぷり、叶みたいによる顔が激似の恭子と声がそっくりの美香の叶姉妹など、いつもながらレベルが高い。二口りぼ~なすによる安藤サクラの泣き方には満島ひかり「友達過ぎて答えられない(笑)」。

みほとけとダークホース山出は、初めてゲスト出演したみちょぱの前でみちょぱ&有吉のモノマネ。本人と比べてもちゃんと似ているのがスゴい。みちょぱ「(みほとけの)おかげで、なぜか私の好感度が上がってる」。

優勝はハギノリザードマン。前々回3位、前回2位で、悲願の優勝に向けてこの半年で200ネタ以上作成したという“物語”もある上、「ナンパをする前に地面に吹き矢を放つ人」、自らの頭部を使って表現した「お風呂に入ったあと絆創膏が全然剥がれない人差し指」や「ずっとカバンの中で放置されていた飴」など、『細かすぎて~』ならではの種類の芸で、おもしろく、文句なしの優勝だった。

そんな中、“裏MVP”だといえたのは間違いなくレイザーラモンRG。「エハラマサヒロの出てき方」というこれぞ『細かすぎて』なネタを披露。エハラの「できるぞ感」を漂わせるちょっと鼻につく感じを見事に一瞬で表現。「おかわりタイム」のトップバッターでエハラがRGがマネしたとおりの出てき方で入ってくると、「ネタが入ってこない」と石橋はじめ一同爆笑。さらには「ファイナリスト」として登場したエハラは、ついにネタを披露する前に落ちる。石橋「これが本当の出落ち!(笑)」。

『ランジャタイのがんばれ地上波!』(7月4日放送)

「真夏のブチギレ王決定戦」のつづき。「相手のティーカップにブチギレろ!」の1回戦第2試合はヤマゲンvs村田。前回の決勝カード。なぜかなるおがシードという組み合わせも、わけがわからなくておもしろい。

延長に突入しヤマゲンが「アカン! 酸欠や」とひざまずくほどの激戦。結局、決勝は小峠vsヤマゲン。「ステゴロでもいい」と戦前に国崎が笑うが、本当にステゴロ一歩手前の熱戦。見ているほうも酸欠になりそうなくらい一瞬の隙もなく笑いっぱなし。その決着の仕方もくだらなくて最高。これがあと2回つづく幸せ。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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