マツコがザコシショウを「正統派」「笑いの原点」と絶賛。誇張しすぎたものまねも「似てます(笑)」

ハリウッドザコシショウ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『マツコ会議』(7月1日放送)

SMA芸人が集結した「びーちぶ」から中継。マツコは意外にもザコシショウとは「ちゃんと話すのは初めて」だという。ザコシショウの芸風を「人を笑わせる原点」と評すると、ザコシ「なんで服着させたんや! 偉い大人に今日は着てくれって言われたんですよ(笑)」。

そんなザコシ自身は「こういう芸風があって正統派の芸がある」と言うも、マツコは「あたしはザコシショウが正統派だと思ってるよ」と語る。

ザコシについて「表層的なものだけで見ている人は気づかないかわいさ」があるという。「ここが重要」と断った上で「ザコシショウってキレイじゃん」「顔もカッコいい」「整った顔になれってことじゃなくてキャッチーな顔。売れる売れないで大きいと思う」と論じる。これは本当にそうだと思う。補足すれば「表層的なものだけで見ている人」は気づかなくても、無意識的にでもそれを感じ取るから売れるのだろうと思う。

ザコシ以外のSMAの芸人たちのネタにも大笑いのマツコは「意味がわかることじゃなくてよくない? 笑いって」と語る。最後にザコシショウが「誇張しすぎたマツコ・デラックス」のモノマネ。マツコ「本人だからわかるんですけど、似てます(笑)」。

『ランジャタイのがんばれ地上波!』(6月27日放送)

「年始」につづいて「真夏のブチギレ王決定戦」が開幕。前回のメンバーに加え、小峠も参加。朝8時開始という収録に「こんな時間に収録したことないよ!」とさっそくブチギレツッコミ。国崎と飲んでたときに出てくれと言われて出演したそうで「俺、今日ギャラ1700円だぞ!」。

OPをたっぷり撮ってヤマゲンが「これ15分番組やろ?」というと「えっ!?」とガチで驚く小峠「どこ使うんだよ?」。

さらに国崎が「深夜2時30分からの放送です」と補足すると「誰が観るんだよ!」と。それに対し国崎が「誰か観ます。人生うまくいってない人とか」と笑うと小峠「なんでそんな奴らに勇気を与えなくちゃいけないんだよ!(笑)」。

最初の“競技”は「相手のティーカップにブチギレろ!」。「なんでそんなことしないといけないの?」とまっとうなツッコミをする小峠。初っ端からなぜか再戦を繰り返す流れになり小峠「今日死人出るぞ(笑)」。

演出の秋山直のツイッターによると2本撮りの予定が4本分になったらしいが、それに違わぬおもしろさだった。

『全力!脱力タイムズ』(6月30日放送)

ゲストは三四郎・小宮と葵わかな。外国人の街頭インタビューの映像が流れるが、和訳がされていなかったり声が聞き取れなかったりで途中で止められ、アテレコが加えられる。

聞き取りづらいVTRの声がどんどん加工されていくという展開だが、やがてスタジオの小宮の声も加工されている。いい声の小宮がやたらおもしろい。最後にネタばらしされ「は? どういうこと? とんでもない仕掛け来るじゃん!」と困惑する。その声もいい声。「今も声違うのかよ!(笑)」。

本番終了後にアテレコの声の主が梶裕貴だと聞かされ「僕、誕生日一緒なんですよ!」と小宮。「なんの奇跡、これ!?(笑)」。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2023年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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