ポポにもロケの許可取りにもビビりまくる知念侑李に大悟「『はじめてのおつかい』じゃないんやからや(笑)」(ヤギと大悟)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『ヤギと大悟』(5月26日放送)

ゲストは一色紗英や川口春奈、永野芽郁がいいと言っていた大悟の前に現れたのは知念侑李。約10年ぶりの再会だそう。動物が「ちょっと怖い」という知念はちょっとどころではなく、ポポにビビり気味。大悟「今までのゲストで一番ビビってる(笑)」。

ビビる対象はポポだけでなく、ロケの許可取りでも。大きな家の家主に許可を取ってくるように促され「まず何を聞けばいいですかね?」とあたふたする知念に「それ一回自分で考えてやってみ」と突き放す大悟。一度家の前まで行くも、すぐに戻ってきて「インターホンない場合、どうすりゃいいですか?」と聞く。大悟「『はじめてのおつかい』じゃないんやからや(笑)」。

再び行くも家主は出てこない。不在だったことにホッとしている感じの知念。ジャニーズアイドルはロケに慣れているイメージがあったから意外でかわいらしかった。地元の男性に大悟がオススメの昼食を聞いている最中には、ポポが暴走。リードを持つ知念は「ポポ! 今、お話聞いてる!」と叫ぶも、もちろんそんなことはお構いなしに猛烈な勢いで引っ張り、自由に歩いて行ってしまう。大悟「そうなったらそうなったでしょうがない(笑)」。

どうしたらいいかわからず翻弄されながらもだんだん慣れていく知念がチャーミングだった。そしてそんな知念をすぐに助けず適度に泳がせつつ、チャーミングさを引き出す大悟のさじ加減も光っていた。

『イワクラと吉住の番組』(5月23日放送)

ゲストはパンサー向井。今、ボウリングにハマっているという向井。そのきっかけはゲッターズの占いでラッキープレイスだと言われたからだそう。

実際にやってみて「なんて自分はメンタルが弱いんだ」と思い知った向井。隣に女子大生3人組などがいるとスコアが如実に悪くなるのは、収録にも通ずると思ったと。この人におもしろいと思われたいという人の番組では変な力が入ってうまくいかない。だから、ボウリングのスコアが伸びたときにテレビでもう1ステージ上に行けるんじゃないかとメンタルトレーニングとしてボウリングに取り組むことにしたらしい。スコアも本名でつけ、グローブも装着し、自分にプレッシャーをかけてやっているのだという。おかしな方向にストイックなのがいかにも向井っぽい。

NSCでボウリングを教えたほうがいいくらいハマってるんだけど、と熱弁したあとに、その後の収録でうまくいかず「結局ボウリングはボウリングでしかなかった」と悟ったという驚きの着地点。ひとしきり話して帰っていった向井を見送り、「変態だね……(笑)」と呟くイワクラ。吉住「目がまっすぐでしたね……(笑)」。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2023年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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