春日と春日の2ショットが実現。髙橋海人らの『だが、情熱はある』撮影隊にまさかの遭遇(ベスコングルメ)

オードリー

イラスト=おさく

文=てれびのスキマ 編集=梅山織愛


テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『ベスコングルメ』(4月30日放送)

高円寺をスタートして阿佐ヶ谷経由で荻窪まで歩くのは、高円寺に18年住んでいた村上と阿佐ヶ谷に20年住んでいた春日、そして阿佐ヶ谷が地元だという菊池風磨。

長年住んでいたむつみ荘が見えると「あのカーテン、私が置いていったカーテン」とテンションが上がる春日。近づくと「なんかやってるぞ」と撮影クルーを発見。菊池が「海人だ!」とその中に髙橋海人を見つけ、髙橋も手を振る。「あれだ!『だが』『だが』」と春日。なんとちょうど『だが、情熱はある』の撮影中だったのだ。ラジオでも話していたが、他局だし放送はどうなるのかなと思っていたけど、そのまま放送してくれてありがたい。

「もうひとり来るんで」と若林風の口調そのままに言うと、春日役の戸塚純貴もやってきて、春日と春日がそろうステキな光景。去り際、ドラマスタッフに「Sexy Zone菊池空いてるんで!」と言う菊池もおもしろい。ホントに何かしらでカメオ出演してくれたらいいのに。

阿佐ヶ谷を歩きながら「ここマジ地元っすよ!」と興奮する菊池も、5.1キロ歩いて目的地で食べながら「当時の彼女とあのへんを歩いて一緒にTSUTAYAでビデオ借りて帰ったことを思い出して……ホントに何もなかったけど、でもなんだか楽しくて泣きそう」と言って泣き出してしまう村上もなんだかよかった。

『キョコロヒー』(5月1日放送)

忙しい芸能人に一切我慢せずに自分のやりたいことをやってもらう新企画「背徳の1日」。初回は今年に入って親知らずを抜いた日以外はフル稼働だというやす子。最初は「好きなことやっていいわけないもん」とドッキリを疑っていたやす子だが、「人生で一度もやったことがない」という髪を派手な色に染めることを皮切りに、憧れのラッパー・リッキー・ダディ・ダーティのような服装をしたりイメチェンし、テンションが上がっていく。ホントにHIPHOPが好きなんだなあと改めて思う。

そんなやす子を見て「やす子は癒やしやからね」というヒコロヒーに同意しかない。

昼からお酒を飲み、にんにく料理を食べ、最後は「とにかく破壊」。部屋にあるものをすべて破壊していいという場所で「バカヤロー!」などと叫びながら破壊していく。

時間が来ていつもの自分に戻ったやす子「人が成長するには一回壊れないといけないっていうことでいったん自分の夢を全部叶えて破壊させて新しい自分になった気がします」。

幸せになってほしいと誰もが思うやす子だからこそかもしれないが、とてもいい企画だった。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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