金属バットが田舎に髪を切りに行く。友保「これホンマにテレビなん?」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『田舎に髪を切りに行く』

今回は金属バットが奈良県吉野町に。地元の人に教えてもらった美容室に向かうのだが、田舎道がつづくだけで、なかなか辿り着けない。友保「テレビでこんな何もないところ、おっさんふたりで歩いてるの観たことない。これホンマにテレビなん? こんな道、『スタンド・バイ・ミー』でしか観たことない(笑)」。

ようやく美容室に到着するも、休み。「ケンカしようぜ!」とやけくそに。もうひとつの候補だった理髪店に辿り着き、坊主の小林が顔そりとシャンプー。初めての体験に「イケないことしてる感じ」「ハマりそう」と本当に気持ちよさそうな小林。

その間、友保は別店舗へ。2年ぶりのカットだという。ふたりはダブル坊主だった時期があり、友保が坊主で小林が長い時期もあったそう。そしてでき上がった髪型はおさげ&リーゼント(眉毛剃り)。「毘死鬼魔(ビシキマ=ビシッとキマってる)じゃないですか?」と友保。ぶっ飛んだ髪型でも似合ってしまうのがスゴい。

ふたりのロケだからもっとハチャメチャになるのかなと思っていたら、金属バットらしさもありつつ、意外にもほのぼの感満載でとてもちょうどいいあんばい。力が抜けた感じがとても観心地がいい。友保「普通に休みの日より最高やった」。

『ランジャタイのがんばれ地上波!』

街裏ぴんく、ギフト☆矢野、三福エンターテイメント、浜村凡平太を迎えて「芸歴制限で出られない『R-1』への熱い想いを伝えて、来年こそは出場させてもらおう」という企画。決勝進出6回(うち5回が敗者復活)のマツモトクラブが立会人。

浜村はアマチュアなら10回出場できるというルールの盲点をついて、プロを辞めたと宣言してアマチュアとして出場するも、途中で事務局から電話がかかってきて「人類初の追加不合格」になったという。「休んでいる時期を除いて芸歴10年」と言って出場し、優勝したお見送り芸人しんいちには、近い先輩で一緒にライブに出ていた街裏ぴんく「しんいちは休んでません!(笑)」。

「俺の思う『R-1』はこうでなきゃ」という議題では、自分は芸歴23年なのに「10~20年」の大会にしたほうが盛り上がると主張するギフト☆矢野が可笑しかった。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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