ザ・マミィ林田「単独前後の風景」【QJWebカメラ部】


写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。

金曜日はザ・マミィ林田洋平が担当する。『キングオブコント2021』では、準優勝に輝いたザ・マミィの頭脳、林田。そんな彼は、自身のインスタグラムで発信するエモーショナルな写真も話題となっている。林田が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。


明日から

撮影=林田洋平(ザ・マミィ)

明日から単独ライブが始まる。
前日にわざわざ言うことではない気がするが、単独ライブをやる時期や季節によっていろんな発見がある。

特に、過去1月にやったときは「何もない正月のありがたさ」を知ったし「インフルエンザの恐怖」を思い知らされた。

単独を控えた正月のおせちは栗きんとんの甘みを感じづらかったし、残った刺身を翌日のお雑煮に入れて楽しむ時間もなかったし、お餅をふっくら焼いて砂糖醤油につけて食べる余裕もなかった。

近い人たちの間でインフルエンザが流行り出したときは、絶対に罹(かか)りたくなくて消毒用アルコールをバシャバシャと浴びていたし、マスクは絶対で手洗いうがいの鬼と化していた。

コロナ禍になって人々が流行病におびえる姿を見たとき、真っ先に思い出したのはこのときの単独前後の風景だった。

今回3月末に単独をやってみてわかったことは「ゆっくりと桜を見たいものですな」ということだ。
さすがに単独を控えた状態で、桜を見ながら酒は飲めない。
今後3月末に単独をしようと考えている読者の方も多いことだろうと思うが、桜が好きならやめたほうがいい。

そして「花粉症ってすごくつらいですな」ということ。
頭をフルに回転させるべきときに樹木らが花粉をまき散らし始めたときには頭を抱えて鼻をかんだ。

単独の前日の人間が話す内容にしてはキラキラが足りない気がするが、まあいいだろう。
今年の桜、ゆっくり見ることはできなかったが、稽古場の近くに咲いていた桜の花がきれいだった。

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【連載】QJWebカメラ部
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加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。


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林田洋平(ザ・マミィ)

(はやしだ・ようへい)1992年生まれ。プロダクション人力舎所属のお笑い芸人。酒井貴士とのコンビ「ザ・マミィ」のメンバー。『キングオブコント2021』ファイナリスト。

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林田洋平(ザ・マミィ)

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