写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
月曜日は、加賀翔(かが屋)が担当。コント師として知られる一方で、芸人仲間などを撮影した写真の腕前にも定評があり、インスタグラムのフォロワーは10万人以上を誇る。そんな彼が、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
花あるある
第70回。少しずつ花も咲き始め、だんだんと気持ちのいい気温になってきましたが、締め切りを忘れていて写真が間に合っていないまま提出当日を迎えてしまいました。
単独ライブのために少しバタバタしていて、近所の桜を撮ろうと思っていたのを完全に忘れていたのが痛手。今日中に写真を撮って編集して渡さないといけないので、さっきカメラを持って大慌てで撮りに行った写真です。
大慌てで撮ったにしてはかなりそれっぽく、非常にラッキーでした。なによりZ9が賢くてクラクラします。メジロがいるぞと気づいてカメラを向けたらすぐにシュシュシュと見極めてフォーカスしてくれました。
これまでだったら「がんばれー!!」と思いながら撮っていたのが「任せてー!」と言われているよう。Z9のおかげで無事締め切りも守れてとても気が楽。
そして久しぶりに花を撮ったことで気づいたのですが、あんなに花の名前を覚えますと言っていたのになんの花なのか全然わかりませんでした。これだけでなくポツポツと咲き始めている見覚えのある花も全部忘れてしまっていました。
花が枯れる秋と冬で全部忘れてしまうので秋冬の復習が大切。初めての花あるある。
加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。