テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。
『キョコロヒー』
ヒコロヒーは開口一番「誰ー!?」とひと言。横に座っているのは齊藤京子ではなくその代役の河田陽菜。「今日、『キョコロヒー』行けますか?」と突然のオファーを受け、来たのだそう。
ふたりで年末年始の話。新宿のサウナに行ったヒコロヒー。そこのテレビで流れていたのは齊藤京子も出演した『鬼レンチャン』。京子のゾーンは終わっていたようで、ほいけんたが挑戦中。一緒にサウナにいたギャルがそれを観ながら「っんだよ! コイツ、おもしろくねーな!」などと悪態をついていたそう。サウナ自体、あまり得意ではないヒコロヒーは5分足らずでいったん退出。しばらくしてサウナに戻ると、まだほいけんたのゾーン。「さっきまで文句を言ってたギャルが真剣にほいさんのこと観てた。ほいさん、ギャルの心掴んでた!(笑)」。
さらに『正解は一年後』でのブルーハーツ「夢」カバーについて。世代ではない河田はブルーハーツのことをよく知らないようで、「1曲だけ知ってます」と爆風スランプの「Runner」を鼻歌で口ずさむ。ヒコロヒーはレコーディングの際、音楽業界の偉い人らしき人に呼び止められ「人間には2種類の人間がいるんですよ、歌を歌わないといけない声の人間と、そうでない人間です。ヒコロヒーさん、あなたね、歌を歌わないといけない声の人間だよ」と言われたそう。が、仕上がりの曲を聴いてみると「エフェクトかかってた(笑)」。
そんなヒコロヒーの歌声を聴き「気持ちが伝わってきました」と河田。ヒコロヒー「嘘つけ!(笑)」。
河田もまた齊藤京子とは少しベクトルが違う天然でどこか適当な感じがおもしろい。ヒコロヒーはそういうタイプと合わせられる懐の深さがあって相性がよかった。
『CITY LIVES』
ナビゲーター役の髙嶋政宏の「今週から3週連続で取り上げるのは、みなさんもよく知っている動物。そう、『街』です」という言葉から始まる。その言葉どおり、「街」が都市に擬態する世界で一番大きな動物という世界で、その「街」に住む唯一の本物の人間に密着するドキュメンタリー風SFドラマ。「街」は自らの一部を擬態させた人間そっくりの疑似住民を抱える謎の動物。そんな「街」を保護・観察する都市型生物保護機構職員が主人公。「街」とまだ打ち解けられておらず、「街」から時折、威嚇されたり、寝ている部屋に室外機を擬態されたりするような嫌がらせをされてしまっているというのがおもしろい。そんなときに「街」の中に腫瘍が見つかるのだが、「街」は近くにいる人間の記憶を読み取って擬態するという設定が効いていて、それを活かした作劇が秀逸だった!
建物や電柱がニュルっと生まれていくVFXを駆使した映像もスゴかったし、それがだんだん本当の動物のようにかわいく見えてくるから不思議。今夜含めてあと2回つづくそう。
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