松本人志、千鳥のライブにサプライズ出演の舞台裏(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『酒のツマミになる話』

ゲストのひとりとして、春日が初登場。「今日は春日がいるから大船に乗ったつもりで」と松本がハードルを上げると急に緊張し始める春日。テレビ番組出演本数ランキングトップ争いの話になると大悟「春日が1位の日本って平和やもんな(笑)」。

松本が出したトークテーマは「お願いがあれば聞くよ」。お願いされたら断れないタイプだと。松本に、『逃走中』に出てほしいという話の流れから『紅白』の話へ。もしオファーがあったら「受ける」と即答する。実現したらワクワクするに違いない。

出された「お願い」が重いものばかりだったため、松本が「もっと軽いの」を要求すると大悟が「今週の土曜日に千鳥の単独ライブやるんですよ」と4日後に迫ったライブのことを話し出す。ラストの演目『大悟道』で芝居中に通り過ぎるだけのボケの要員としてユースケをキャスティングしていたが休養してしまっているため代役を探している、と。そこで「松本さん出てくれますか?」と切り出す大悟。すかさず「出るか!」とノブもツッコんでいたとおり、半分ボケの「お願い」だったが、松本のスケジュールが空いていることがわかって「ちょっと待って。どうしようかな」と逆に焦る大悟。「これでスベったらめちゃくちゃキレるで!」と言いつつ「ホンマに行こうかな?」と前向きになる松本。あまりの大事になり、小声で「断れ」と大悟に言うノブがおもしろい。

結果、「俺のキャリアに傷つけてくれるなよ」と笑って注意し、出演を了承する松本。大きな話題を呼んだサプライズ出演のオファーがこんなかたちで行われていたとは。千鳥との信頼関係も感じさせるし、やっぱりここぞというときのフットワークの軽さが、超一流のすごみだなと思った。

千鳥『クイック・ジャパン』vol.136
2018年、千鳥特集が掲載された『クイック・ジャパン』vol.136

『見取り図じゃん』

「俺が伝えたい以前、以後!!」後編。ハナコ秋山は、「かが屋の登場以前、以後」でテレビのスタジオコントが復活し始めたと主張。加賀がそれを聞いて「僕が歴史を……?」と驚きつつうれしそう。初めてかが屋を見たとき、おもしろいと思った秋山は加賀をお茶に誘い「月にどれくらい(ネタを)書いてるの?」と聞くと、照れくさそうに「100本」という驚愕の答えを聞き、ゾフィー上田に「すごいヤツがいました!」と報告。そこから「コント村」が結成されたという。ちなみに現在、かが屋は累計で「4537本(場面)」のコントを作っているそう。リリー「真ん中の人(加賀)、気持ち悪いですね(笑)」。

また秋山は、「よしもと漫才劇場以前、以後」で「西の二刀流(漫才&コント)」が増えていると指摘。マンゲキは開始当初、コント禁止だった。それで加賀はNSCを辞めたそう。コント禁止は最初の数カ月だけだったそうだが「みんながそれを乗り越えて、二刀流が増えてきている」と。実際、ビスケットブラザーズ、男性ブランコ、ロングコートダディなどが両方で好成績を残している。納得する盛山「近くにいすぎて気づかんかったな」。

それ以外も暗転板つきの話とか、単独ライブ幕間映像の話とかまたもマニアックで濃厚な話連発だった。

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