松平健が『有吉クイズ』で高校生と「マツケンサンバII」をコラボ。有吉「ミュージックステーション?かなって(笑)」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『有吉クイズ』

土田と京都ロケに同行したのがなんと「マツケン」こと松平健と「マジ―」こと真島茂樹。真島に『有吉クイズ』でやりたい企画を聞いたところ、「日本を元気にするのは『マツケンサンバ』。どうせやるなら松平さん口説いて出ていただけたら最高」という提案が。それを受けオファーしたところ、マツケンが快諾してくれたそう。大物とのロケに有吉「心なしか土田さんの姿勢がいいですね(笑)」。

道中は、川下りや松平が行きつけだという通常は取材NGの名店でロケ。ずっとGoProを持って大変そうな若手カメラマンをマジーが気に入り、松茸のフライをおすそ分けしたり気遣うのがおもしろい。

そしてメインは京都文教高校のダンス部と「マツケンサンII」をコラボ。「昨日たくさんお稽古したから大丈夫だよね?」と笑顔で強烈なプレッシャーをかけるマジー。一番怖いタイプ。実はロケ前日、マジーは高校生に厳しい指導をしていた。高校生たちが踊る「マツケンEDM」から始まり、「マツケンサンバII」へ。とてもバラエティの通常回の一企画とは思えないほど華やかでクオリティの高いものに。とてもよかった。やっぱり元気になる。有吉「『ミュージックステーション』かな?って(笑)」。

コラボ終了後「また第2弾、第3弾……日本中のダンス部を回る」と土田が提案すると松平が「ふふふっ」と笑って明言を避けたのも可笑しかった。

あと、このロケ中に出題された「このあと(川下りの)舟の上で何が起こる?」「松茸にテンションが上がったマジーに何が起こる?」「撤収作業中のスタッフが目撃したある驚きの光景は?」というクイズの答えが、すべてマジーの若手カメラマンへの行動だったのが何気におもしろかったし、珍しく正解が早い段階で出てたのも可笑しかった。

『ぺこぱポジティブNEWS』

神戸で開催された「注文に時間がかかるカフェ」を特集。そこは吃音の方がスタッフとして働くカフェ。偶然にも実はゲストの伊集院光の兄も吃音だったという。その兄が教えてくれたマンガ、ラジオなどに影響を受けてこの仕事をしていると語るほど尊敬しているそう。だからいつも以上に踏み込んだ話に。

「家族だけはわかってるから、うちの兄は吃音をベースにしたギャグとかいっぱいやってた。自分が出前取るときにタンメンを頼むと担々麺が来るギャグとか。おもしろいじゃん。自分のコンプレックスを笑いに昇華できるのは間違いない。だけど、これが刺さっちゃう人もいる」と、自虐的な笑いが別の当事者が傷ついてしまう可能性がある難しさを語る。さらに伊集院は思考を深めるように考えをコミュニケーション能力の観点へ発展させていく。

「今、ビジネス本とか必ず、すべての職業がコミュニケーション能力の高い人が勝ちだみたいなこと書くけど、俺絶対違うと思ってるんですよ。落語の世界でいうと、職人のおしゃべりなんてのは、腕に自信がないやつだって考え方なの。物を作るのにすごい優れてる人は、そこにすべてのメッセージを詰めるから、ペラペラしゃべるようなやつはそこに自信がないやつなんだよっていう言い方をするのね」。

途中言い淀んだりしながら思索を巡らしている感じがとてもよかった。伊集院「今日はおもしろいことを言うテンションになってない(笑)」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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