キスマイ宮田のほとばしるアニメ愛「寝なければ観れる!」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『関ジャム』

3年ぶりの「アニソン特集」。ゲストとして前回同様、キスマイ宮田俊哉も参加。

アニソン評論家の冨田明宏は最近の傾向として「J-POPのアーティストがただ主題歌を提供しているのではなく、ちゃんとアニソン(アニメ作品の内容を表現&リスペクトした曲)をやっている」と解説。たとえば、『東京リベンジャーズ』の主題歌、Official髭男dismの「Cry Baby」は不自然なほど転調を繰り返すが、これはアニメの「タイムリープ」を表現しているのだと。『BEASTARS』の主題歌であるYOASOBI「怪物」は「切迫感のあるビートとダークなエレクトロサウンドで作品のシリアスなテーマや動物の本能を表現」、『王様ランキング』の主題歌であるVaundy「裸の勇者」は「歌詞の内容からエモーショナルな表現まですべてがアニソン」だと。

そして『オッドタクシー』の主題歌であるスカートとPUNPEE「ODDTAXI」が「この曲すら伏線のようなハイブリッドなアニソン」と紹介されると、宮田は身を乗り出して「最後の伏線回収の仕方とかヤバいんですよね! 曲聴くだけでそのシーン思い浮かんじゃうんで、アニメと曲の記憶を消してもう1回味わいたい」とまくし立てる。横山「めちゃくちゃ観たなった!」。

そんな宮田は、クールごとに40~50本放送されるアニメのうち25~30本は観ていると言って驚かれると「寝なければ観れる!って思ってるんで」とこともなげに言い放つ。2次元アイドルとのコラボも発表した宮田「キスマイの宮田俊哉をオタクの宮田俊哉が上回ってて、バランスがおかしくなっちゃってる(笑)」。

2000年代からアニメのメイン放送枠が深夜になったことで日本は大人向けアニメ市場をほぼ独占したという話や「クランチロール」という配信サービスのおかげで、200を超える国と地域でほぼタイムラグなく観られて、それが字幕での配信のため声優も人気になっているという話など、とても興味深い話連発だったが、そんな「情報」を凌駕する宮田のアニメ愛がおもしろかった。

『日向坂で会いましょう』

オープニングの「さあ、始まりました、日向坂で会いましょう」を盛大に噛む若林。これは見覚えがある。『じゃないとオードリー』での「オフゼロオードリー」収録中の日だ。メンバーも「今日、オードリーさん変です」と異変を敏感に感じ取る。オードリーを密着したカメラがあることに気づき「外向けだ、だから優しいんだ」と。それに対し若林「外向けならまだいいんだよ……いろんな大変なことが起こってるんだよ(笑)」。

今回の企画はチーム東日本とチーム西日本で対決する「クイズ!おひさま100人ぐらいに聞きました」。勝ったチームには春日が好きなものを差し入れというルールに「与える側になった春日がライブ会場までお届け」と『じゃないとオードリー』を引用したテロップ。が、いざ企画が始まるも、本家のシステムを知らず「ある!ある!」コールを誰もしない。スタッフに向かって「知らないって!」と苦笑する若林。

「日向坂にとってのご褒美は?」というアンケートにおひさま(日向坂のファン)が答えた「若林さんに『?』を褒められる」という回答の穴埋め問題にまなふぃ「褒められたことがないからわからん」みーぱん「記憶にない」と頭を悩ます。奇しくも、「オフゼロ」企画進行中の回で、普段の「オフ」のときは「オン」がゼロなことが明かされてしまうという皮肉な結果に。


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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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