SEVENTEENが課した“バラエティミッション”。涙と感謝を胸に決意を新たにした15人【『&AUDITION - The Howling -』レポート#4】

『&AUDITION - The Howling -』レポート#4

文=坂井彩花 編集=森田真規


世界で活躍するアーティストを生み出すべく、BTSの生みの親でHYBE議長のパン・シヒョクがスペシャルアドバイザーを務め、HYBE LABELS JAPANが仕かけるオーディション『&AUDITION』。その模様を追いかける番組『&AUDITION - The Howling -』(読み:エンオーディション ザ・ハウリング)の第3話では、2ndラウンドの“コンセプトミッション”に挑むNICHOLASチーム、Kチーム、TAKIチームの様子が配信された。

7月30日に公開された第4話では、3rdラウンド“SEVENTEEN レジェンダリーミッション”に挑戦する3チームに密着。振り付けの創作と向き合い、追加で発表されたミッションに挑み、本音を語る15人の模様が届けられた。


FUMAがリーダーシップを発揮した「C Riders」チーム

3rdラウンドの“SEVENTEEN レジェンダリーミッション”が発表された翌日から練習はスタート。各チームで集まり、グループ名やリーダーを決め、割り振られた楽曲の振り付けを創作していく。

「CALL CALL CALL!」に挑戦するのは、FUMA・JUNWON・MINHYUNG・NICHOLAS・YEJUN。SEVENTEENのパフォーマンス映像をモニタリングすると、コンセプト決めからクリエイティブが始まった。

NICHOLASが「曲の雰囲気について考えてみた人いる?」と問いかけると、「どこかへ出かけたくなる感じとか?」とJUNWON。つづいてFUMAが「今回のミッションは“創作”だし、僕たちならではの雰囲気やコンセプトを表現したい」と話し、ミッションに対する理解度の高さからリーダーに就任することになった。

チーム名を決める際には、アイデアが浮かばずに頭を抱える場面もあったが、ここでもFUMAが活躍。「ライダースは? 日本に仮面ライダーっているじゃん。パワフルな感じと曲のコンセプトに合わせて」と提案し、チーム名は「C Riders」に決定した。

順調にダンスの制作を進めていくC Riders。リーダーのFUMAは、メンバー一人ひとりに寄り添った丁寧なティーチングを行っていた。

順調に創作ダンスを仕上げていく「C Riders」チーム (c)HYBE LABELS JAPAN
順調に創作ダンスを仕上げていく「C Riders」チーム (c)HYBE LABELS JAPAN

最後のチャンスで逆転を目指す「Full Count」チーム

「HOME;RUN」に挑戦するのは、EJ・GAKU・HARUA・JO・MAKI。ミッション曲をノリノリで鑑賞すると、テーマの落とし込みから創作が始まった。EJは「このメンバーの歳に合った雰囲気を出したいね」と話し、HARUAも「大人でも子供でもない時期にしかできないような(パフォーマンスをしたい)」と提案。その会話をもとに、EJが「一番記憶に残っているのは……修学旅行」と言うと、テーマのイメージが一気に広がっていった。“年齢に合った少年らしさ”をキーワードに、5人は「HOME;RUN」を表現していくことに。

チームをまとめていくリーダーは、振り付けを作った経験があるということでGAKUに決定した。グループ名は“ホームラン”から連想し、EJが野球用語で“逆転できる最後のチャンス”という意味もある「Full Count」を提案。今のチームの境遇と重なるところもあり、ほかのメンバーも拍手でEJの案を受け入れた。

いざダンスの創作が始まると、アイデアが爆発してしょうがない様子のGAKU。そんな彼を見て、HARUAは「やっぱりGAKU君しかいないなと思いました」とコメントした。

GAKUが中心になってダンスを創っていた「Full Count」チーム (c)HYBE LABELS JAPAN
GAKUが中心になってダンスを創っていた「Full Count」チーム (c)HYBE LABELS JAPAN

キュートなかけ声も決まった「わんわん」チーム

「Oh My!」に挑戦するのは、HAYATE・HIKARU・K・TAKI・YUMA。完全集中して楽曲を視聴すると、イメージのラフを共有していった。リーダー決めの際にはKの名前が最初に挙がったが、当のKは「やってない人がやってみるのもおもしろいんじゃないかな。みんなが意見できる環境だし、メンバーだと思うから」と、ほかのメンバーがリーダーになることを提案。するとHIKARUがHAYATEを推薦し、Kの「前から引っ張るだけがリーダーじゃない。うしろから支えるリーダーもいる」という言葉もあと押しになり、HAYATEがリーダーに就任した。

そのあとは、HAYATEが率先して振り付けの創作を仕切っていった。YUMAもアイデアを出し、チーム一丸となって順調に進めていた。決めるのがあと回しになっていたチーム名も、リーダーのHAYATEが「長過ぎたら変。『わんわん』とか短くてよくない?」というひと言をもとに、「わんわん」に決定。「GOわん!GOわん!GOわん!」というかけ声もできて、チームの息はぴったりだ。

メンバーにいたずらを仕かけるなど、リーダーとしての余裕も見せていたHAYATE (c)HYBE LABELS JAPAN
メンバーにいたずらを仕かけるなど、リーダーとしての余裕も見せていたHAYATE (c)HYBE LABELS JAPAN

ある手紙に涙するメンバーたち


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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