2ndラウンドがスタート。デビュー組メンバーのEJが抱いたリーダーとしての葛藤【『&AUDITION - The Howling -』レポート#2】

『&AUDITION - The Howling -』レポート#2

文=坂井彩花 編集=森田真規


世界で活躍するアーティストを生み出すべく、BTSの生みの親でHYBE議長のパン・シヒョクがスペシャルアドバイザーを務め、HYBE LABELS JAPANが仕かけるオーディション『&AUDITION』。その模様を追いかける番組『&AUDITION - The Howling -』(エンオーディション ザ・ハウリング)の第1話では、メンバーの顔合わせや1stラウンドに臨む15人の様子が配信された。

7月16日に公開された第2話では、2ndラウンドの“コンセプトミッション”のチーム分けやEJチームの奔走が届けられた。


2ndラウンド、メンバーを驚かせたチーム分け

1stラウンドを終えた直後、メンバーは2ndラウンドの課題が“コンセプトミッション”であることを告げられた。このミッションでは、デビュー組であるK、NICHOLAS、EJ、TAKIを中心に4つのチームを構成し、それぞれのチームの課題曲をパフォーマンスする。1stラウンド同様にチームと個人の両軸から評価されるほか、スペシャル項目としてチームごとの化学反応も加味される。

1stラウンドの本番から1週間後、いよいよチーム分けが発表されようとしていた。練習生はひとつの部屋に集められ、デビュー組はひとりずつ部屋で待機。チームメンバーを待つ4人は落ち着かない様子だ。

スクリーンに映し出された指示に従い、練習生はひとりずつ自分の名前が書かれた封筒を確認。その中に入っている紙に書かれたリーダーのもとへ、それぞれ移動して行く。TAKIのいる部屋へ、最初に到着したのはYUMAだ。直前のインタビューで来てほしいメンバーを聞かれて、YUMAの名前を挙げていたTAKIは大喜び。「めっちゃうれしいです!」と興奮を抑えられないようだった。その後、MAKIとHIKARUがTAKIのチームに合流した。

ぽつんと座りチームメンバーを待っているEJのもとに、最初に現れたのはYEJUNだ。つづいてHARUAが到着して「カワイイ系のコンセプトをやるんだ!」と3人で盛り上がっていると、練習生の中で最年長のFUMAが現れたことによりチームは混乱。FUMA自身も「本当にこのメンバー?」と、少し困惑した表情を見せていた。

誰もチームメンバーが現れず、不安が募るKのもとへと最初にやってきたのはJO。「人としても弟としてもすごく好きな練習生」というJOの登場に、Kの表情は瞬く間に明るくなった。「このふたりなら、シックなコンセプトかもしれない」と思ったのも束の間、MINHYUNGとJUNWONが現れる。このときの心境を振り返ったKは、「これはかわいいコンセプトをやるかもしれない」とコメントしていた。

部屋に誰も現れず、「(僕の部屋にも)来ますよね?」とそわそわしているNICHOLASのもとに、ようやくHAYATEが到着。つづいてGAKUも登場し、唯一の3人チームが結成された。

デビュー組が中心になって、課題曲の練習がスタート

全チームのメンバーが確定すると、突如モニターに「これからミッション曲を公開します。」というメッセージが表示され、各チームの課題曲が発表された。

TOMORROW X TOGETHER「5時53分の空で見つけた君と僕[Japanese ver.]」が課題曲となったEJチームは、さっそく全員で曲の振り付けを確認。

課題曲が発表に驚いた表情を見せるEJ(写真中央) (c)HYBE LABELS JAPAN
課題曲の発表に驚いた表情を見せるEJ(写真中央) (c)HYBE LABELS JAPAN
タブレットで課題曲の振り付けを確認するEJチーム (c)HYBE LABELS JAPAN
タブレットで課題曲の振り付けを確認するEJチーム (c)HYBE LABELS JAPAN

HARUAは「爽やか系のコンセプトが僕たちに合っていて、この4人ですごくいいステージをできるんじゃないかなと思ってうれしかったです」と、期待に胸をふくらませる。最初から最後まで爽やかな楽曲を受けて、15人の中でも爽やかさでは群を抜いているYEJUNが“爽やかトップ講師”となって3人へのレクチャーが行われた。みんなで指ハート&ウインクの特訓をしたり、HARUAが子猫のものまねをしたりして和やかな空気が流れていた。

いざ練習が始まると、爽やかさだけでは乗り越えられない振り付けに4人は苦戦。振り入れ中にひとりだけダンストレーナーと逆向きになってしまったYEJUNは、「似ている動作が少しあって、ややこしかったです」と不安そうな表情を浮かべていた。

MONSTA X「HERO(Japanese ver.)」が課題曲になったNICHOLASチームは、楽曲のVTRを3人で確認したのち、「フィジカルが大事な曲だと思う」という話から“太もも相撲”へ発展した。座った状態でひとりが相手の太ももを挟むように圧をかけ、もうひとりは太ももをくっつけられないように外側へ圧をかけるというバトル。自信ありげだったNICHOLASは、あっけなくGAKUに敗れてしまった。微笑ましい勝負をしていても、いざ振り付けの練習が始まると3人の表情はガラッと変わり、一つひとつの動きを確認しながら情熱を高めていった。

TAEMIN「さよならひとり」が課題曲となったTAKIチームは、ミッション曲のキーポイントが舞踊ということで、HIKARUを中心にバレエの基礎練習をスタートさせた。優雅に動いているように見えて実は難易度の高いバレエの動きに、HIKARU以外のメンバーは悪戦苦闘。振り入れを開始すると、バレエの効果があったのか、高難易度の振り付けも4人で呼吸を合わせて体になじませていった。TAKIは、「みんなで力をひとつにして、思い切り出し切るところを重点的に練習できたらなと思っています」とリーダーとして未来を見据えた。

東方神起の「Something」が課題曲となったKチームは、かっこいい振り付けに全員の目が釘づけに。ダンストレーナーが登場すると休む間もなく練習をスタートし、コツコツと振り付けを覚えていった。1回目の振り入れを終えたKは、「自分の体に合う振り付けだなって思いました。新しい表現を4人でお見せしたい」と意気込みを語った。

EJチームが挑んだ起死回生のパフォーマンス


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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