写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
金曜日はザ・マミィ林田洋平が担当する。『キングオブコント2021』では、準優勝に輝いたザ・マミィの頭脳、林田。そんな彼は、自身のインスタグラムで発信するエモーショナルな写真も話題となっている。林田が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
なくてもいいけどあったらいい感じを叶える「植物アート」

家に観葉植物。なくてもいいけどあったらいい感じ。
家にアート。なくてもいいけどあったらいい感じ。
「家になくてもいいけどあったらいい感じ」を代表する「植物」と「アート」。それをひとつで叶えてしまう夢の「植物アート」に出会った。
謎の植物が金に囲まれて天から吊るされている。なんかいい。これがなんなのかはよくわからないけど、いいもんはいい。
ちょっと調べるとどうやらこれが「エアプランツ」と呼ばれるものだということがわかった。土いらずで吊るしとくと育つものらしい。ゆっくりでっかくなるものらしい。
何年生きるのだろうか。どこまで大きくなるのだろうか。知らないことがまだ多々あるけど、知らないままでのんびりやればいいやと思ってスマホを置いた。
とりあえず毎日水をあげている。霧吹きで濡らすだけでいいらしい。これは購入時にひとつだけ持たされた情報だ。
このちょっとした手間が僕に愛を感じさせる。もうすっかり、めっちゃ大好き。
好き過ぎて、あとちょっとで話しかけちゃうとこまでいきそう。名前はつけちゃってる。そこまではいってる。名前は「グルート」。由来はマーベル。大好きな木のキャラクターから取った。
朝、グルートのために窓を開けて風の通りをよくしたりもする。
グルートのために朝ご飯を作ったり、グルートを連れて外を散歩したりは、まだしてない。そこまではいってない。
グルートに口づけもしてない。グルートとお風呂にも入ってない。
グルートのお股っぽい部分に下から霧吹きをして「お漏らし~!」って思ったりは、した。そこまではいった。
これからグルートと僕はどこまでいくのか。
とりあえず手始めに「こんな感じの内容で君のことコラムに書くね」ってグルートに話しかけてきます。記念すべき最初の話しかけ。植物とかに話かける系男子の誕生。そこまでいってきます!!!

加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。