「想像力って自由」ランジャタイとホリケンの摩訶不思議な真剣トーク(てれびのスキマ)

ランジャタイ

文=てれびのスキマ 編集=梅山織愛
トップ画像=ランジャタイインタビューより


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ホリケンのみんなともだち』

ランジャタイをゲストに迎えてじっくりトークする後半戦。「今までで一番ウケた瞬間」としてホリケンはラ・ママの新人コント大会を挙げる。『セクシーポリスマン』というネタをやったところ「天井が落ちるかってくらい」ウケたそう。「なんでこんなにウケるんだ?」と不思議に思っているとその日、原田泰造の子供が生まれたという。

ランジャタイは昨年の『M-1』準決勝で『バスケットボール』のネタをしたときだと。一方、「一番ウケなかった」のは浅草東洋館の寄席。一番前に座っている常連のおじいちゃんが顔の前に新聞紙を広げ「お前らの漫才は見ない」とアピールされるほど。悔しいからそのおじいちゃんが笑うまで10分が持ち時間のところ、20分以上漫才をしつづけると、おじいちゃんの手がプルプル震えてきたと。国崎「お互い損しかしてない(笑)」。

伊藤は、野ネズミを家で飼っていたというエピソードを披露。ジャスティン、きょうこ、ひばりと名前をつけ3年間飼っていたそう。夜中に伊藤から電話がかかってきて、雨音と土を掘る音が聞こえるなか、「きょうこちゃんが死んだ」と泣く伊藤。ねずみを飼っていることは知っていたが名前までは知らなかった国崎は「人を殺した」と勘違いしたそう。

最後にお互いのネタを観ることに。ランジャタイのネタを観て「想像力って自由なんだなって当たり前のことを改めて教えてもらいました」とホリケン。

さらに“延長戦”としてホリケンがふたりに家族構成を質問。伊藤は両親と妹。父は元・警察官でマル暴だったという。角刈り姿の伊藤にホリケン「刑事の目してるもんねえ(笑)」。

対して国崎は「ちょっと特殊なんですけど、お父さんがいて、けっこう居候してて。ミュージシャンの叔父さんもいて、お父さんのお姉ちゃん、妹とか、双子の女の子とか、コメディアン目指してる叔父さんとか、みんなでオープンカーに乗って長い橋を渡って」と真剣な表情で話し「すみません、これ『フルハウス』でした」と破顔。まじめに聞いていたホリケン「なんで急にふざけるんだよ!」。 真剣な話とボケが不可分な感じで自然と隣り合わせになっていておもしろかった。

『くりぃむナンタラ』

ツッコミ禁止で真剣トークをする企画「ちゃんとアイツと向き合おう」。上田晋也は浜口京子と対談。「落ち込んだことがある?」「悩んだことがある?」などと聞いても、克服法を話すばかりで、具体的に落ち込んだ話などはけっしてしないところに浜口が自分で守っている壁のようなものが窺えた。

急にハイテンションになったりとやはり噛み合わないが、“伏線”回収のようなことも起こり「最高の漫才」のように。“審査員”のノブコブ徳井「和牛じゃねえんだから!(笑)」。

有田はやす子とトーク。芸人になったきっかけなどを普通に話しているうちに自衛隊をなぜ辞めたのかと聞かれ、「キツかったので辞めました!」と答えるも「わかりませんー!」と言いながら、なぜか椅子の上で三点倒立をするやす子。趣味を聞かれると「趣味は紙粘土食べることです!」などとボケてウケないと見ると倒立したり、コップの水を自らの頭にかけたり、ブリッジし始める。

トーク後、有田は「心のバイオリズムがわかる」と苦笑。「先輩だ、答えなきゃ」→「ヤバい、ボケなきゃ」→「うまくいかなかった。わかりません!」→「普通に戻ろう」→「もう一回ボケなきゃ」→「逆立ちしよう」→「すみません!」といった心理だったんじゃないかと。

有田に対してはボケ回答をしたやす子だが、スタッフから「夢」を聞かれると「アンパンマンのようにみんなを明るく笑顔にする存在になる」と真剣に答える。そういえば、やす子の出囃子は「アンパンマンのマーチ」だと聞いたことがある。ぴったり。

【関連】ランジャタイ伊藤が『相席食堂』で衝撃の角刈り姿に


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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