若林「何日も苦しんで作った5分の漫才もエアロビに負ける」塚地の“金言”に納得(てれびのスキマ)

オードリー

文=てれびのスキマ 編集=梅山織愛
トップ画像=『クイック・ジャパン』vol.99より


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あちこちオードリー』

塚地、鬼越トマホーク、ミキを迎えて「芸能界が生きやすくなる参考書を作ろう!」第2弾。

亜生が出した「無理やりでも相方には挨拶しておけ」という教訓に対して、春日が浮気騒動のあとに挨拶するようになったと明かす若林。春日は、「外に向けてなかった」と自分を顧み、人との関係をちゃんと作っておかないとまたなんかやらかすぞと思ったという。

「芸能界で師匠と呼んでいるのは、カウス師匠と春日さんだけ」という“春日軍団”の金ちゃんは「師匠、スゴい反省してましたよ。あの事件のちょっとあとに飲ませてもらったときに、『いやぁ~、ずっと夢の中にいたんだね』って」と暴露。春日「おい、言うなよ!(笑)」。

番組冒頭、ドラマ現場での芸人の扱いに不満をぶつけ、若林から「参考書でなく怪文書を作っている」と言われた塚地は、「どんなボケを言うのかを見たいんじゃない。どんな人かを見たいのだ」と金言を発表。

センスを武器にネタを作ってライブシーンでお笑い好きの人たちを笑わせてきてテレビに来るが、テレビを観てる人はむちゃくちゃ大きな層。振られたときに昨日の晩から用意してましたみたいなその場にそぐわなくてもいいボケは求められていない、と。「うちの真空ジェシカとかもそうですけど」と笑って補足する塚地。

これには「しみじみするね」「真理!」などと一同納得。特に、何を言っても「人」の魅力で笑わせる「春日という才能」を「真横で感じ」ている若林は深く共感し言う。「何日も苦しんで作った5分の漫才も(春日の)エアロビに負ける。絶対勝てない!」。

その若林が発表する教訓は「現場のDが『笑いは要らない』と言ってもADさんに向けてつづけていると5年後に効いてくる」。このあたりがオードリーの長期にわたる強さの秘密のひとつだろう。

そして春日の教訓は「巻いても一緒」。1日ロケで前半にだいぶ巻いたと思っても結局、ケツは同じか、ちょっと押す。「ロケで巻くことは、ほぼほぼない」と。「動物と子供とロボット使うロケは押すよね」と若林に言われ、春日、淀みなく返す。「動物は言うこと聞かないし、子供は泣くし、ロボットは止まる(笑)」。

『それって!?実際どうなの課』

バラエティの法定速度を守らない「ワイルド・スピード森川」こと森川葵に52年前からダイススタッキングをやっているという猛者が“道場破り”。

実は公園で大車輪をする鉄棒のスーパーおじいちゃんとしてバラエティ番組にたびたび登場している人物。彼は、安定しやすいダイススタッキング用の大きなサイコロ(19mm)ではなく一般的な小さなサイコロ(11mm)でやるべきだと主張。難易度は跳ね上がるため苦戦を強いられると思ったのも束の間、森川に教えた達人たちは1回であっさり成功。さらに森川も1回で立ててしまう。

サイコロの数を増やしてさらに難易度を上げるも森川たちはほとんど苦労なく成功させていく。極めつけはサイコロ7個を使ったダイススタッキング。道場破りも本番では25回でやっと成功する難しさで達人たちも苦労するなか、なんと森川は1発で成功。

尺が足りないためさらに難しい技に挑戦するもそれもすぐに成功させ、「ロケで巻くことはほぼほぼない」という春日理論を凌駕し、1時間巻いてロケ終了。本当にスゴい。

その春日は「人間には難しいとされるコト」第3弾に参加。「『からあげ』と言いながら『やりなげ』と書けない」とか「手と足を別々に動かすことはできない」といった普通の人間には難しいことに挑戦。

こうした脳の構造上難しいとされることに対しては「春日以外の人類はそうなんだ」と春日は自信満々に言い放ち、成功させていく。が、前回同様「足と額を壁につけてつま先立ちできない」というような人間の身体の構造上、難しい「春日と神様の勝負」にはあえなく敗退。

そんななか、アナウンサーや声優でも難しいとされる「1回でちゃんと読むことができない言葉を3回以内に読む」という挑戦。「京の生鱈、奈良生まな鰹」という言葉を1回目の挑戦で「生なま鰹」と呼んでしまい失敗。それでも2回目で成功させる春日もスゴいが、スタジオの森川は1回で成功。ここでもワイルド・スピードを発動させ春日を凌駕してしまう森川。凄まじい。

【関連】ボケ方に悩む真空ジェシカにオードリー若林「一生懸命やる人が世の中に好感持たれる」


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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