テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。
『さんまのお笑い向上委員会』
元モニター横芸人・お見送り芸人しんいちが『R-1グランプリ2022』王者となり凱旋。トロフィーを持参してきたしんいちに、優勝経験のある野田クリスタルが「『R』の部分すぐ折れるからな!なんでこんなに脆いんだろう?って」とトロフィーについて注意。『向上委員会』スタッフはサツマカワRPGの優勝に全ベットし、スケジュールを抑えていたそう。「争ってる時間があったら練習したほうがいいですね。大会近いんで!」と『R-1』のネタを踏まえて繰り返すサツマカワに、さんままでもが「ちゃんとした会話をしよう!(笑)」。
そして因縁のZAZYが登場し、やはり芸歴制限の話に。これにはもうまったく動じないしんいちは「お前、それだけ言いに来たん? 頭おかしいっすよ」と反撃した上で「お前、吉本でめっちゃ嫌われてるからな!」と口撃。ZAZYが『歌ネタ王』で優勝したときの副賞でごま油を100本もらったが、普通は後輩らに配るところ、全部持って帰ったと暴露。さらに「智辯和歌山行ってるのに野球してないらしいな」と言いがかりのような悪態。いくらでも反論できそうなのに、見た目とは裏腹に口撃力も防御力も低いZAZYは顔を歪めるだけで沈黙してしまう。
このまま終わるかと思いきや、しんいちが「『M-1』も一緒に出たい」と言い出し、ZAZYが心底困惑顔に。手を差し出すしんいちに覚悟を決めたZAZYが「うわー、じゃあ出ましょう!」とまさかのユニット結成。サツマカワの「争ってる時間があったら練習したほうがいいですね。大会近いんで!」という言葉がキレイに回収される思わぬ形に。
『ゴッドタン』
「みなみかわの相談相手オーディション」。こちらではみなみかわvs紺野ぶるまが勃発。みなみかわにとってぶるまは直属の後輩。妊娠9カ月で出演したことにみなみかわは「(妊娠してるから)あんまり言えないじゃないですか? そういう感じであえて来たのが本当にぶるまって感じ」とチクリと刺す。
そんなみなみかわをぶるまは「2年に1回、癇癪を起こす。キレるんです。みなさんが思ってる以上に小刻みに震えるから、電マみたいになる」と紹介。するとみなみかわも「自己プロデュース能力が高い。人からどう見られるかしか興味がない」「僕が見てきた中で一番最低に性格が悪い女」と酷評。そう言ってる目つきの悪さを見て矢作が「あいつ次の『半沢直樹』呼ばれるぞ」と評す。日曜劇場のヒール役にみなみかわの起用は本当にありそう。
「女性芸人と仲よくなりたい」というみなみかわの相談に「無理だと思う」と即答するぶるまは、かつてみなみかわが童貞マインドで犯したセクハラじみた言動を暴露。
そんな中、みなみかわにだけ妊娠報告をしていなかったことが発覚。みなみかわは2日前に報道でそれを知ったという。「こいつはそういう奴なんですよ!」と激昂するみなみかわに対し、公表したときにみんなから「おめでとう」と連絡がきたが、みなみかわだけは「セコいぞ」と言ってきたとぶるま。
それを聞いたみなみかわは「またこれやりましたね!」と鋭い目に。その前にこの番組共演についてのLINEのやりとりがあり、そのさなかに報道が出て「てか、おめでたやん」「それやったら断れよ」「セコいな」という流れがあったと説明。「流れがあって言ってるんですよ! こいつはそこだけぶっ飛ばすんですよ! こいつはそんな女です!」と“電マ状態”に。その後、みなみかわはぶるまに天才的な意地悪を仕かけていく。どちらの対決もそれぞれ人としての“悪さ”と芸人としてのよさが溢れ出ていた。
明日観たい番組:『しゃべくり007』21時に移動でマツコ登場
『しゃべくり007』(日テレ)マツコ・デラックス(※21時台に移動)
『阿佐ヶ谷アパートメント』(NHK)スタート。飯尾和樹、木村多江、安藤玉恵、藤本敏史、タブレット純ら。
『激レアさん』(テレ朝)「チョコが好きすぎて19歳でガーナへ渡りカカオ農家を救うためカカオ省を動かした後、日本に戻って来て人気チョコブランドを作った23歳」。
『証言者バラエティ アンタウォッチマン』(テレ朝)スタート。
『ソウドリ』(TBS)有田哲平×ノブコブ徳井SP対談。
『見取り図じゃん』(テレ朝)スタート。
『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(テレ朝)「加納の代役を作っておく夜」。
『もう中学生のおグッズ!』(テレ朝)「番組史上最も長いオープニングをご覧ください」。
『フロンティアサーチ』(日テレ)カズレーザー×「暴走族の元総長たちは今?」「職業別怖い話決定戦」。
『映像の世紀バタフライエフェクト』(NHK)「モハメド・アリ 勇気の連鎖」。
『SWITCHインタビュー達人達』(Eテレ)橋本愛×田中泯。
夜ドラ『卒業タイムリミット』(NHK)スタート。
【関連】お見送り芸人しんいち涙の優勝『R-1グランプリ2022』採点結果分析。バカリズムの点数が低いのは「厳しい評価」じゃない
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