写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
寸劇やセリフのあるユニークな楽曲で人気を博すBEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。アイドルに留まらないパフォーマンスを魅せるBEYOOOOONDSに所属する平井美葉が、日常の中でついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
もし時間が止まったら
数年前、友人に「もし24時間だけ自分以外の時間が止まったら何がしたい?」と聞かれたことがありました。
私はそのとき、大きなステージで思う存分歌いたい。イヤホンじゃなくてスピーカーで音楽を流しながら街を歩きたい。そして、線路の上を歩きたい。
と、答えました。
線路の写真を撮ったとき、この会話をふと思い出したんです。
3つめに答えた「線路の上を歩きたい」というのは、まず、してはいけないことを安全に誰に迷惑をかけるでもなくできるのがいい。
そして何より、今まで一瞬で通り過ぎてしまっていた“途中”を堪能できる!
駅に着く前に寄り道してもよし。休んでもよし。
電車に乗れば、歩くより断然速く目的地まで連れていってくれるけど、出発点と終着点が決まっている線路の上を赴くままに“歩く”という相反する感じがなんだかわくわくします!
その友人はいろんな人に同じ質問をしているようで、私はそのこと自体も素敵だなと思いました。
ひとつめに答えた「大きなステージで思う存分歌いたい」ですが、来たる4月25日に、日本武道館というおっきな憧れのステージで、大好きな皆さんと大好きなメンバーと一緒に叶えることができます。
この質問に答えたときは、まさか自分がハロー!プロジェクトに加入してアイドルになるなんて夢にも思っていなかったのでこのような答え方でしたが、やっぱりたくさんの人たちに囲まれて、最高のパフォーマンスを作り上げたいです。
幸せを噛み締めながら全力でがんばります!!
写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。加賀翔(かが屋)、前田こころ&平井美葉(BEYOOOOONDS)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。