おいでやす小田が『ガキ使』で明かした、人生の選択を考えたほど憧れた人(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』

「おいでやす小田24時間インタビュー」後編。芸人に憧れるも自信が持てなかった小田の転機は高校2年のとき。「バスケ部の部活紹介のときに、1年生600人くらいの前で(親友の)宮下くんとバスケ部の紹介をしたんですね。それがウケた」。

大学は3年で突然中退。「突発的な感情でしたね。授業午前中やって、友達もいないから公園でお弁当食べてたんです。ある日、もう嫌ってなった。明日からつづけるの嫌ってなって、午後の授業出ないでそのまま難波に行って、NSCの願書を取りに行った」などと答えていくが、時間が経つにつれ、睡魔と体力の限界で「帰りたい」「おしっこしか楽しみがない」「刑務所から出たい」「人体実験やんけ」「死ぬんちゃう?」と愚痴が多くなり、ストレスなのか表情がおかしくなっていく。まさに「人体実験」のようで凄まじい。途中からはまともな答えが少なくなっていく。それでも興味深い答えも。

(ピン芸人になって)「スベり散らかしてたんですよね。オーディションもゴングショー形式だったんですけど、その司会も後輩やったりしたんですよ。強烈に覚えているのが、漫談をしてひと笑いもなくてゴングショーで落とされて袖に(3年後輩の)かまいたちがいたんですけど、その目は見れなかったですね。情けなくて。やれるところまでやって自分の限界を知ってやめようと思ってました。結果、やめなかったのは(憧れの)ダウンタウンさんと仕事一回もしてなかったから。もし特番とかで共演してたらやめてたかも」

(松本さんと食事は?)「しません。神様の裏側とか別に見たくない。あとマヂカルラブリーの野田クリスタルくんが去年、松本さんと食事したらしい。燃え尽き症候群みたいになってて、1カ月くらい。もう達成することわかんないです。もう行くとこまで行ってしまいましたみたいな、絶対僕もそうなるやろうなと思います。断ると思う」

(ツッコミ芸人として浜田さんから勉強したことは?)「敵わない。やっぱちょっとネジ、2~3本抜けてると思います。いい意味で」

(月亭方正のことはどう思う?)「めちゃくちゃ憧れてた。これ言うの初めてですけど、20年前に『わらいのじかん』っていう番組があったんです。「山崎邦正軍団募集」って企画が始まった。僕はネタをやるのか、邦正軍団に入るのかで本当に悩んだくらい、そこで人生の分かれ道を考えたくらい憧れてました」

最終的に24時間、3346の質問に答えた小田。最後に「24時間語ってみて小田さんの人生は?」という質問にこう答える。「すべてが無駄になる可能性があったけど、ひと花だけでも咲かせたのはよかったなと思います。誰もができることじゃないんで」。

『くりぃむナンタラ』

「境界線大喜利」にラランドと三四郎。たとえば三四郎なら、大喜利の回答を見てどこからが小宮でどこからが相田かを当てるというもの。

どちらかわからないままの大喜利の回答を見て、予想しながら「外し」「安易だよね」「熟語で終わるのは相田っぽい」「サーヤがそんなおもしろいわけない」「(上田は)賢いワードを使うのかと思ったら案外簡単な答えを出す」「(有田は)時事とか流行りにすごい敏感。ミーハーな感じ。若年層にウケようとする」など言い合っていくのがやはりこの企画のおもしろいところ。そうやって腐すだけではなく、「ここまではそれで完結している。でもここからはツッコミがいないと成立しないボケ」といった風に分析されたりするのも興味深い。

正解発表の際は、本人たちが境界線の位置まで動いて発表するのだが、足を怪我して動けない上田の代役として、「日曜日のこの時間の上田の相方」といえばと、なんと藤木直人が、以前クロちゃんが着ていた「SB(助っ人ボーイ)」Tシャツを着て登場。しかもなんの番宣もなく。

もちろん上田とは約16年半『おしゃれイズム』を一緒にやった仲。「(上田が)すぐにこっち(裏)に来る違和感みたいなのはなかったの?」と聞かれ「上田さんがこっちを取ったってことですよね? 上田さんの決断ならしょうがないなって」と苦笑する藤木だが、藤木自身も番組終わってすぐ『初耳学』に出ていたことを指摘される。藤木が淡々と大喜利の答えを読むのが企画に合っていて好評で「藤木さんこの企画やるときは毎回レギュラーでいいですか?」と有田。上田「もっといい企画で呼べ!(笑)」。


『テレビ千鳥』

松潤を迎えた後編。「ノブと松潤の演技が見たいんじゃ!」ということで大根役者ノブとの演技企画。大悟考案の台本(三角関係を描いた青春ラブストーリー)で主役・ノブ、2番手・松潤で演じる。

ヒドい演技指導にちゃんと従う松潤と、大悟の指導を凌駕するヒドい演技のノブ。さすがに途中、「あん?」と返事したり、しれっと演技を普通に戻したりする松潤だが、大悟のダサ演出は止まらず、最後はミュージカル風に。松潤「俺、今ドラマ中よ?(笑)」。

明日観たい番組:『徹子の部屋』にNON STYLEが出演

『バナナサンド』(TBS)「サンドが考えた最高の仙台旅」吉川晃司。

『マツコの知らない世界』(TBS)「中華そばの世界」「手羽からあげの世界」「手袋の世界」「焚き火の世界」。

『華大さんと千鳥くん』(フジ)「ビストロダイアン」TAKAHIRO。

『ロンドンハーツ』(テレ朝)「私たちのなりたい顔ランキング」。

『マヂカルクリエイターズ2』(テレ東)「占い界のニュースターを発掘したいよ~」後半戦。

『フリースタイルティーチャー』(テレ朝)「ザ・マミィ酒井の軌跡」。

『ホリケンのみんなともだち』(テレ朝)「ホリケン会議」。

『ぼる塾のいいじゃないキッチン』(テレ朝)「はるちゃんをコーヒーマイスターにしよう」。

『~凪咲と芸人~マッチング』(テレ朝)近藤春菜。

『紙とさまぁ~ず』(テレ東)土屋太鳳。

『徹子の部屋』(テレ朝)にNON STYLE。

【関連】「アホ、ヘタレ、おもんない」と言われた山崎邦正。なぜ月亭方正は40歳で落語の道を選んだのか


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。