オードリー若林、2006年ごろにタイムスリップ「春日が唯一無二のキャラになってみんなが真似する10年後の未来でまた会おうや!」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『バチくるオードリー』

「過去の納得できないシチュエーションに今の自分が現れたらバチーンとくる名言が出そう!」という企画には岩井と平子が参加。平子が納得できない過去は2005年の絶望のデート。のちに妻となる彼女とデート中、先輩芸人と遭遇。イジられた挙げ句「先輩がイジってるのにつまんなそうな顔しやがって」「もっと女遊びしろ」などと絡まれる。ここで現代の平子が“タイムスリップ”して先輩芸人に「保証してやるよ! お前らみたいなタイプは2年後、全員辞めてる!」と吐き捨てる。

「ああいうタイプいたでしょ。懐かしい。なんで懐かしいかって言うと生き残ってねぇから!」と平子が言うと若林も「各事務所が歴史が浅かったから、あの先輩を怒る先輩がいない。だから見よう見まねで借金とかコンパとかしてるつまんねぇ奴がいっぱいいたんだよ!」と言っているうちに熱くなる。さらに岩井も「飲みの席で先輩に『お前お笑いで俺に勝てんのかよ』って言うから『勝てないですね』って言ったら『だからお前はダメなんだよ!』って。その後、もう一回同じ振りが来て、『勝てます』って言ったら『なんで勝てるって言うんだよ!』って」と回想し「今おんなじこと言ってみろ! 我が家・杉山!」とつけ加える。名前を出すなと言われ、岩井「まだいるってこと忘れてました(笑)」。

若林は2006年ごろのネタ見せに。「春日のそのキャラはモデルがないの? それじゃ伝わらないよ」とネタ見せで言われ“タイムスリップ”。「何かをモデルにして二番煎じのキャラで1、2年売れてすぐ消えるんじゃ意味がねえんだよ! こいつが唯一無二のキャラになってみんなが真似する10年後の未来でまた会おうや!」と若林が言い放つとすかさず春日が「トゥース!」と決めた。

その春日は、アンケートの内容がいまいちだったため不採用。若林「このキャリアでアンケート落選はやめてもらえる?(笑)」。

平子、錦鯉・長谷川、ザコシショウが春日になって漫才をする「カス-1グランプリ」という企画では、並んだ3人を見て若林が「ソニー(平子は元ソニー)のライブのエンディングじゃん!」とツッコミ。カオス過ぎて最高だった。

『座王』

昨年5月につづき、全国ネットで放送。今回は常連組に加えて、賞レースの歴代王者から、普段は審査員をしているくっきー!まで豪華20名が参加し、審査するのは「番組を嫁が大好き」という松本人志。緊張している面々にジュニアは「いつもどおり休み時間に遊んでるキャッキャキャッキャ言うてるあの感じを。今日はたまたまそれを、校長先生が見てるだけで」と呼びかける。

そんななか、平子が「オイ! 松本さんに硬くなって緊張してるじゃねえんだよ! 世代交代見せつけてやれ!」といきなり“平子り”「松本さん、今日は対等の勝負ですよ。やり合いましょうよ! 自信があるお題だったら出てきてもらって構わない」と絶好調。今回、主役のひとりは間違いなく平子だった。

くっきー!が初戦敗退する波乱から始まり、吉住vs島田珠代の女性芸人同士の「大喜利」対決を前に「『IPPONグランプリ』でも女性の大喜ラーを探してる」と松本。その直後に、椅子に座れなかった平子は「『歴史変えたいよー』って奴?」と見回しながら「目が合ったな」と言って近寄り「一緒に松っちゃんと遊ぼうや」と粗品を指名。この平子vs粗品の「メンチ」対決が屈指の名勝負に。松本にメンチを切りながらひと言暴言を吐くというルールで平子は「さっきの“女性大喜ラー”って何?」と視聴者の思いを代弁するクリティカルなひと言。粗品も番組中の松本の言動をイジり、松本は「どっちもおもしろかったけど、それ以上に傷ついてる」と言いつつ、ドロー判定。平子は2本目で「まだ呼ばれたことないんだけど『DX』俺呼んだら食われると思ってる?」と言って「ええぞ、平子!」とジュニアを喜ばせる。「またドローにしたいけどこれ以上傷つきたくない」とこの対決は平子に軍配。

名勝負といえば吉住vs「ベジータ」ことR藤本の「土下座」対決も。「私、お笑いのネタに触れるのが遅くて知らないことが多かったんですけど、3年くらい前までユウキロックさんのことをお笑いルポライターだと思ってました」と果敢に毒をまぶす吉住に対し、ベジータは「集英社ならびにバンダイ、東映アニメーション各位、もう少しだけ見逃してくれー!」と鮮烈な一撃。これには松本もR藤本勝利の判定。「もう一個だけ謝りたいことがある」と吉住は追い土下座。「2年前の『笑ってはいけない』でうちの渡部が申し訳ありませんでした!」とさらに毒。

そんな見せ場がつづくなか、最終的にラスト3人に残ったのは「鬼」西田、「ベジータ」R藤本、ロコディ堂前という番組優勝常連組。前回の全国ネットでも豪華メンバーがそれぞれ見せ場を作りつつ残ったのは西田、R藤本、武将様だった。番組ならではの磁場みたいなものがあるのか、全国へ紹介する回として理想的な展開。松本の参加も緊張感がいい方向で出てとてもよかった。


『春日さん、やっておいたほうがいい人が束になってやってきたんです。』

ティモンディ、スギちゃん、TAIGAと『オドぜひ』チームによる対決企画。最終決戦はオードリーvsティモンディの「トラストチャレンジ」。コンビで協力してプール上の140センチ先に浮かぶ旗を取る。ただし、プールに落ちたら失格というルール。この手の企画に「経験値ゼロ」で「どうやったらおもしろくなるのかも想像がつかない」と不安をのぞかせる若林だが、挑戦直前では「こんなこと終わろうぜ」とうそぶく春日につづき「もう濡れたりして笑われるランクじゃないんです」と丁寧に前フリ。ふたりでワチャワチャと協力し合いながら挑戦する様がたまらない。結局、冷水に落ちるふたり。プールから出て若林「気持ちイィ!」。

明日観たい番組:バカリズムMC『もしも師』第2弾

『華大さんと千鳥くん』(フジ)菅田将暉、白石麻衣、かまいたち、ダイアン。

『もしも師』(テレ朝)「うんこ飽きさせ師」マヂカルラブリー、「褒めクレーム師」ニッポンの社長、「復縁ソング師」オズワルド、「隠して返す師」バカリズム。

『作画プレゼン!刺さルール』(テレ朝)蛙亭、ヒコロヒー。

『フリースタイルティーチャー』(テレ朝)中山功太vsザ・マミィ酒井、広田ハヤトvsせいや。

『紙とさまぁ~ず』(テレ東)尾田栄一郎。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。