『水ダウ』で検証、双子芸人ザ・たっちにピンの仕事はあるのか?衝撃の結末(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

【関連】ザ・マミィ林田、絶縁状態だった父の姿に号泣。コント中断「ちょっとやめさせてください」


『水曜日のダウンタウン』

もう7回目となる「替え歌最強トーナメント」。今回、審査するのは東大生。決勝に進出したのは前回同様、どぶろっくとザコシショウ。課題曲は「炎」。1回戦の「イチモツ」、準決勝の「キャンタマ」に続き、いつもどおり下ネタの替え歌でくるどぶろっくに対し、ザコシは「チャンチャカチャン!」とコウメ太夫で攻める。今週は『有吉クイズ』、『ロンハー』とつづけざまにコウメネタを観る。34-17でザコシがV3を達成。「前人未到やで、これ」とザコシが喜ぶ中、「クソ……ホント悔しいっすね。やれること全部やってますよ、この大会に。たぶんどの賞レースよりももしかしたら一番情熱注いでますよ」と悔しさをあらわにする森。そんなどぶろっくを評しフット後藤「エロに陰影がある」。

「ザ・たっちにもピンの仕事あるにはある説」では、ザ・たっち本人に直撃。検証実験番組が多いため「モルモット芸人」と呼ばれているとか、『アメトーーク!』にピンでの出演経験もあったが、そこで力を発揮できなかったトラウマで、ピンの仕事を増やしたほうがいいのではというチーフマネージャーの提案を断固拒否したなどと証言。結局、デビュー以来、たくやが9本、かずやが6本のピン仕事をしているが、2017年が最後だという。ここまでへぇと思いながら聞いていたが、検証の最後にたくやがかずや役をやって、ひとりで答えていたことが明かされる。検証結果は「ザ・たっちは今回もピンでの出演でした」。さすがモルモット芸人。まんまと騙された。鮮やか。「ムカつくぅー!」と松本。「目的はなんなん?(笑)」。

『あちこちオードリー』

インパルス板倉による特別企画「フレッシュな若手の絶望の兆しチェック」。オードリーブレイク直後、若林に「どう絶望してる?」と声をかけた板倉が、「絶望は放置すると危険、早期発見が大事」ということで、松丸亮吾とザ・マミィの「絶望」具合をチェックする企画。「自分は満足してないのに周りからうらやましがられるって一番ヤバい」「『できない』が完全に封じられているからしんどい」「彼が今何を思ってるかって言ったら『俺、最終的にどこに行きたいんだっけ?』って」とズバズバ言い当てる板倉に「今日メンタリズムされてます?」と松丸。「HP」(体力)と「MP」(精神力)という喩えも秀逸だった。

『キングオブコント』以降(酒井の場合は前後だと思うけど)、仕事が急増したザ・マミィ。「正直、僕は一生分働いたかなって」という酒井は「いまは7~8時間くらいしか寝られなくて」という。それにすかさず「寝てんなぁ!」と切れ味鋭くツッコむ春日。この日は「下向いてろ!」とか終始春日が酒井に強めにツッコんでいたのがおもしろかった。若林の言う言葉にもよく理解できない酒井。「酒井に2行以上で話しかけないでください(笑)」と林田。

そんな酒井の言動に「酒井ちゃんはね、この子、壊れないよ」と得意げに言う板倉。「いやいや、それみんなわかってます」と若林が言うと、酒井のことをよりよくわかっている林田は「もしかしたら壊れないと思われてることに不満持ってる気はします」と補足する。このあたりの“酒井観”にズレを生じさせているのが、酒井の人間的な可笑しみのような気がする。

そして終盤、“絶望先生”板倉の言説がさらに冴え渡っていく。林田に対し「林田、いろんな夢持って入ってきたと思う。だけどな、芸能界にお前の求めているものはひとつもない。全部、蜃気楼だ。お前、砂漠歩いてる」と絶望を植え付けるような言葉を吐いた上で、「華やかな宮殿みたいなのがあるけど、全部蜃気楼。だけど、本物のオアシスあるから! 自分がウソつかなくてもコイツはおもしれぇって言ってくれる人がいる」と希望も説く。けれどそのオアシスには一発でたどり着くことはできない、と。さらに「これだけ覚えといてほしい」と前置きした上で言う。

「大金って才能とか努力には払われない。知名度に払われるもの」

これは本当に金言。それが悲しいかな現実だし、ここを勘違いしてしまうと病む。「『作ってることに対してなんで大金が生まれないんだ?』は、最初から消しといたほうがいい。だから今、宮殿、俺が破壊した」という板倉にそれを聞いていた若林も深く共感。「今の言葉、めちゃくちゃ響いてます。俺の宮殿も1個壊れました(笑)」。


今日観たい番組:ドラマ『最愛』ついに最終回

『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレ朝)3時間SP。「へぇダービー」頂上決戦。もう中学生vsU字工事vs大久保佳代子&森三中・黒沢。

『全力!脱力タイムズ』(フジ)チュートリアル福田&安田顕。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)「元旦まで待てない!神主さんのアレを手作りしてセルフお祓い」マギー、壇蜜、トリプルファイヤー吉田靖直。

『ジロジロ有吉』(TBS)「フタリシズカ・横井かりこるがコマ撮り動画に挑戦」。

『ドキュメント72時間』(NHK)「大型古着店 私らしい一着で」。

『あさイチ』(NHK)「プレミアムトーク」に上白石萌音。

『A-Studio+』(TBS)に高杉真宙。

『最愛』(TBS)最終回。


この記事の画像(全2枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

てれびのスキマ

Written by

てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

「金借り」哲学を説くピン芸人

お笑い芸人

岡野陽一

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

ドイツ公共テレビプロデューサー

翻訳・通訳・よろず物書き業

マライ・メントライン

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

7ORDER/FLATLAND

アーティスト・モデル

森⽥美勇⼈

ケモノバカ一代

ライター・書評家

豊崎由美

VTuber記事を連載中

道民ライター

たまごまご

ホフディランのボーカルであり、カレーマニア

ミュージシャン

小宮山雄飛

俳優の魅力に迫る「告白的男優論」

ライター、ノベライザー、映画批評家

相田冬二

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

若手コント職人

お笑い芸人

加賀 翔(かが屋)

『キングオブコント2021』ファイナリスト

お笑い芸人

林田洋平(ザ・マミィ)

2023年に解散予定

"楽器を持たないパンクバンド"

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

「お笑いクイズランド」連載中

お笑い芸人

仲嶺 巧(三日月マンハッタン)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)
ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん(ランジャタイ国崎和也)
竹中夏海
でか美ちゃん
藤津亮太