千鳥、漫才中のハプニングでも笑いを起こす。ナイナイ、ビートたけしも称賛(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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THE MANZAI 2021 マスターズ』

今回は「たけし賞」にも輝いたかまいたちの「この世で一番意味のない質問」が圧巻だった。

「一番意味のない質問」が「その格好寒ない?」であると主張する山内がそれだけのことに延々と屁理屈を繰り広げるのに対し困惑する濱家だが、後半、濱家が反撃するという展開。

その内容自体、徹頭徹尾意味がないのだけど、ふたりの言い合いがひたすらおもしろいし、オチも予想外のもの。「自分たちのスタイルを作り出したね。いいパターン作ったよ」とたけし。

つづく千鳥の「ギャグ 反復横跳びで右のときだけ屁が出る男」もくだらなくて最高だった。その反復横跳びをやっている最中、大悟のジャケットのポケットからライターが落ちるハプニング。

「一瞬、『あ、触れないでおこう』って思ったんですけど、お客さんが全員ライターを見たんですよ」と漫才を終えた舞台裏で語ったように、瞬時にそれにツッコみ笑いに変えるノブ。

岡村は「ここ来る前にマイクが外れるかもわからへんから『しっかりバンドしてください』って音声さんに言ってたのにまさかライターが落ちるとは」と笑う。矢部「オナラ出ずにライターが出た(笑)」。

たけしは「おもしろかったなあ」としみじみ言って「本当くだらねえ芸だろ? 普通だったらバカなことやってんじゃねえって言うんだけどいつの間にか巻き込まれてるんだよな。つまんないことでクラス中が笑っちゃうという同じ世界を作っちゃったんだよ」と評す。まさにそれはこの漫才だけでなく千鳥そのものを表しているんじゃないかと思う。

『ゴッドタン』

前回の出演時、「革命家」という異名がついたみなみかわの「相談相手オーディション」。みなみかわは前回の放送後、事務所ライブに呼ばれなくなったそう。

ひとりが事務所クビになるんじゃないかと心配するも「クビにはできません。僕のことクビにしたら全部言いますから!」と不敵に笑う。

相談相手候補の安村、錦鯉・長谷川は次々に落選。長谷川の野望が冠番組でそのタイトルが『錦鯉の泳いで行くぜ』で企画内容が「年齢が近い同級生に会ってあのころあれ流行ってたよなっていう同級生トーク」というのに笑いを堪えることができない。

最後の相談相手候補は事務所の先輩のなすなかにし。オーディションそっちのけで「いつも70~80点。120点取ってるところ見たことない」などと辛辣な評。

「なすなかさんが松竹を悪くしてる」と言い放ち、その理由を「超絶素晴らしいコミュニケーション能力で円滑にしちゃう」と語るみなみかわ「気づいてほしいっすわ!」。

そんなみなみかわを「みなみかわは根底で人をバカにしてるんですよ」と中西。それを聞いて「え?」と驚くみなみかわのリアクションがこれぞ「人をバカにしてる」顔で最高。


『あちこちオードリー』

ゲストは渡辺プロの先輩後輩であるビビる大木とAマッソ。Aマッソは松竹からナベプロに。「その経緯は聞いていいのか?」と探り探り聞く若林に「さらば(青春の光)さんじゃないんで」と加納。

その経緯を態度が悪くて「そんなんやったらおってもらわなくていいぞ」と言われ売り言葉に買い言葉で「辞めたるわ」で辞めたと説明され「ほぼさらばと一緒」と笑う若林。

もともとは「第2のオセロになりたくない?」とスカウトされて入ったというAマッソはその加納の口調に若林は「悪いなぁ~」と漏らすが本当に言われたと聞き若林「ホントに言われたなら俺が悪いだけか」。

そんなAマッソは去年の『THE W』からテレビの露出が急増したそう。が、動物ロケで「かわいい~」などと言っている自分に「私、今までがんばってきたのに動物持って『かわいい~』言うてるで」と思ってしまうと。

それに心当たりありありの若林は「過去のトガってたときの自分に責められるよね」と共感。劇場出番がなくて不安という話にも「芸人としての自信はテレビじゃ増していかないんだよね」と深く共感し「月何本漫才やったら現役って言っていいのかなってホントに考えた」と語る。

そんな加納に一番楽しい仕事は何かを聞かれた若林は、自分たちを理解してくれるスタッフと一緒に作る番組が無理しなくていいから楽しいと語った上でつけ加える。

「あと一番楽しいのはアンガールズ田中とのケンカね。コロナ禍が収まってほしいのはそれだけ。早く髪の引っ張り合いをしたいから(笑)」。

明日観たい番組:『バナナサンド』に杏、空気階段、ザ・マミィなど

『バナナサンド』(TBS)杏/空気階段、ザ・マミィ。

『マツコの知らない世界』(TBS)「こたつの世界」「取扱説明書の世界」。

『華大さんと千鳥くん』(フジ)「6人成功で100万円!プレッシャーバトン」ロバート秋山竜次&小島瑠璃子。

『作画プレゼン!刺さルール』(テレ朝)に、ZAZY、ラニーノーズ。

『フリースタイルティーチャー』(テレ朝)市川刺身vsゆりやん、せいやvs mckj。

『ぼる塾のいいじゃないキッチン』(テレ朝)クイズ「これ誰のインスタ?」レイザーラモンRG。

『~凪咲と芸人~マッチング』(テレ朝)に、アンジャッシュ児嶋。

『ハネノバス』(日テレ)「草薙の旅」第2夜。

『紙とさまぁ~ず』(テレ東)に、百田夏菜子。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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