かが屋・加賀翔が撮影「ウォーキングモンスター」【QJWebカメラ部】

かが屋・加賀翔【QJWebカメラ部】

文・撮影=加賀 翔


写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。

加賀翔(かが屋)、前田こころ平井美葉(BEYOOOOONDS)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。

月曜日は、加賀翔(かが屋)が担当。コント師として知られる一方で、芸人仲間などを撮影した写真の腕前にも定評があり、インスタグラムのフォロワーは10万人以上を誇る。そんな彼が、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。

継続のコツはカメラ

かが屋・加賀翔【QJWebカメラ部】
写真=加賀翔(かが屋)

第6回。僕は散歩をするのが好きで、1日に10キロ歩くことを目標にしています。一時期はSNSで歩数や何キロ歩いたかなどを記録しており、それを見てくれた方から1日の歩数が送られてきたり、「加賀さんががんばってるから私もダイエットがんばります!」「負けないよう1日1万歩目指します!」などのコメントをいただいたりもしました。

その時期はおかげでさらにがんばるという流れができてそれはそれはとても有意義でした。

歩くだけで同志が増えることがうれしく、徐々に歩く距離も伸びました。1日に2万歩歩く日なども多くなったのですが、そのあたりからだんだんと応援コメントは減り始め、届く内容も「勝てる気がしません」「いや歩き過ぎですよ」と引いているような内容が目につくように。

それでも歩きつづけて記録を伸ばしていたら、最終的には「ついていけないのでダイエット諦めます……」「がんばったと思ったら加賀さんの半分しか歩いてなくて心が折れました……」と言われる始末。

ただ歩いていただけなのに僕は何人もの大人を挫折させ、倒れていく仲間たちに気がつかず、ずんずん歩きつづけてしまっていました。人を傷つけてしまうと知らずに人間と遊ぼうとするモンスターです。

なんでこんなに歩けるんだろうと自問自答しながらまた歩いていて恐怖でした。なんで長い距離を歩くのが平気なのかと僕なりに考えたのですが、もしかするとカメラがあるからなのかもしれません。

カメラを持っていれば格好をウォーキング用にしなくてもいいし、ほどよいスピードで歩きつづけられます。休みたいときはその場でキョロキョロすればいいのでとても便利です。

そして写真が残るというのはとてもいいのではないでしょうか。今回の写真も埼玉でのお仕事の合間に散歩をしていてたまたま見つけた景色です。

もしかすると、ウォーキングをつづけたいならカメラを買うのが黄金ルートなのかもしれません。僕がウォーキングをしようと歩数アプリを入れてからすでに合計3600キロほど歩いているらしく、いったいこれはどのくらいだろうと思って調べたら、新宿からモンゴルまで歩ける距離でした。

厳密に言うとモンゴルまで歩いて行っても600キロ余るくらいです。カメラがなかったら半分もいってないと思います。歩くならまずカメラのカタログを見に行ってみるというのもありかもしれませんね。 ただ僕もウォーキングモンスターの中では、全然下級モンスターなので僕を挫折させてくる人もたくさんいます。シルクロード片道モンスターとかいます。なのであまり人のことは気にせずどうか楽しくニコンのカタログ見てくださいね。

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加賀 翔(かが屋)

(かが・しょう)1993年生まれ。マセキ芸能社所属のお笑い芸人。賀屋壮也とのコンビ「かが屋」のメンバー。『キングオブコント2019』ファイナリスト。レギュラー番組『かが屋の鶴の間』(RCC-ラジオ)、初小説『おおあんごう』(講談社)刊行。 【QJWebカメラ部】毎週月曜日に連載中かが屋・加賀翔インタ..