かが屋・加賀翔が撮影「大人にしかできない話」【QJWebカメラ部】

かが屋・加賀翔【QJWebカメラ部】

文・撮影=加賀 翔


写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。

加賀翔(かが屋)、前田こころ平井美葉(BEYOOOOONDS)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。

月曜日は、加賀翔(かが屋)が担当。コント師として知られる一方で、芸人仲間などを撮影した写真の腕前にも定評があり、インスタグラムのフォロワーは10万人以上を誇る。そんな彼が、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。


お上品ケーキ

かが屋・加賀翔【QJWebカメラ部】
写真=加賀翔(かが屋)

第5回。連載が始まって1カ月が経ちましたが、どんな写真がいいのか一向に探り探りです。2カ月目は普段あまり見せない写真を共有していけたら自分にとってもいいのではと、今日はお上品ケーキにしてみました。

僕は甘いものが好きです。おいしいデザートを食べると体中が喜ぶのがハッキリとわかりますし、あまりにもおいしいときはこのために呼吸しているのかと思わせてくれるくらい感動します。

しかしデザートのおいしさはその日どのくらいの仕事をしたとか、どんな気分だとかでずいぶん変わるもので、同じ物でもまったくおいしくない日もあります。

今回の写真はこれぞデザートなケーキの写真。この日はなんの仕事も露出もなかったため、体力100%でしたし、やり切った感もありませんでした。

ひとつプラス要素を挙げるとしたら3年ぶりにおばあちゃんとご飯を食べて最後に出てきたケーキということです。このケーキはいったいどちらだったのでしょうか。

んまあおいしかったです。レストランのようなカフェのようなところで食べたのですがとてもおいしかったです。ストレートにおいしい上に、おばあちゃんと食べたのでそれはもうめちゃくちゃにおいしかったです。

伏せていましたが僕はおばあちゃん子なんですね。3年ぶりくらいに一緒にご飯屋で食べたので正直ケーキ以外もなんでもかんでもおいしかったです。

何をどこでも大事ですが誰と食べるかはもっと大事だと痛感しました。

いろいろなことで心配をかけたので僕の元気そうな姿を見てとても喜んでくれてそれがまたグッドでした。

おばあちゃんは「あんなに小さかった翔くんとこんな話ができるなんてね」と感動していました。こんな話というのは固定資産税についての話です。ケーキ食べながら固定資産税の話をしたので僕も大人です。

おばあちゃんもとてもおいしそうだったので僕も孫と食べるデザートを早く経験したいです。今度は年金についてもまたおばあちゃんと話したいですね。

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加賀 翔(かが屋)

(かが・しょう)1993年生まれ。マセキ芸能社所属のお笑い芸人。賀屋壮也とのコンビ「かが屋」のメンバー。『キングオブコント2019』ファイナリスト。レギュラー番組『かが屋の鶴の間』(RCC-ラジオ)、初小説『おおあんごう』(講談社)刊行。 【QJWebカメラ部】毎週月曜日に連載中かが屋・加賀翔インタ..