BE:FIRST、SOTAが語るオーディション後の目標「人間が音楽になったような存在に」【『あの日のTHE FIRST』レポート#4】


メンバーを想った「To The First」のコレオグラフ

心のコンパスをぶらすことなく、目標に向かって愚直な努力を重ねてきたSOTA。“擬似プロ審査”の課題曲「Be Free」では苦手意識の強かった歌パートと向き合い、新たな魅力を開花させた。つづく“VSプロアーティスト審査”では積極的にコレオグラフを手がけ、SKY-HIから「それぞれの感情やストーリーを紡いでアートとして表現した」というコメントを引き出した。

──「Be Free」のラップパートを「Move On」チームのiPadに録画したことが話題になってました。

SOTA あれのせいで俺が電子機器に弱い……みたいな噂が流れてますよね。「ボイスメモ知らないの?」みたいな。りょんりょん先生(佐藤涼子)やSKY-HIさんに教えてもらったことを留めておきたくて、そこらへんにあったiPadでペッて撮ったら……やられました(笑)。

──「To The First」の振り付けについて教えてください。

[THE FIRST 合宿最終審査] To The First (with SKY-HI) / ショウタ、ジュノン、レオ、リョウキ、ソウタ、マナト、ラン、レイ、シュント、リュウヘイ、ルイ

SOTA 正直なところ、コレオグラフも構成も本領を発揮していないんです。俺自身が“かっこいい”と思う振り付けを作ったところで、踊りこなせなくて後悔が残るメンバーが出たら嫌じゃないですか。それを防ぐために、レベルを下げるとかではなく“合わせる”必要があった。練習も10日間と短かったので変に難しくせず、全員が気持ちよく踊れて、パフォーマンス中に感動できるものにしました。

一つひとつの振りにも、めちゃめちゃ意味があって。それまでの曲の振り付けを「To The First」に取り入れたのは、自分たちが“あったな”と感じながらパフォーマンスをしたら、ひとつの感動を生み出せるんじゃないかと思ったから。観ている人に伝わらなくても11人がわかればいいと思っていたのですが、しっかり見抜いてくれてびっくりしました。

一方で「性格を知って振りを入れたい」という発言に関しては、間違えた捉え方で広まってしまった印象があります。好評なので「とりあえずいいかな……」という感じではあるんですけど、いつかしっかり伝えられたらいいですね。

人間が音楽になったような存在に

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