年齢可変型のVTuber
【3D】 #森中花咲誕生日3Dライブ ~わたしの歌を聴け!~【森中花咲/にじさんじ所属】(12:30くらいから)
にじさんじ森中花咲は、基本は10歳の小学生。しかし彼女は自身の活動の幅を広げるため、後に肉体年齢15歳の体を手に入れた(心は10歳)。成長した姿でアイドルユニット「petit fleurs」として活動を行ったこともある。加えて最近ソロでメジャーデビューを果たし、今度は22歳の体を手に入れた。一回のライブ内でも表現したいものに合わせて年齢変化できるのはかなり便利だ。
「森中花咲」という存在の概念が先にあり、アバターが変化する、というスタイルだ。好きな年齢を選ぶことができれば、自分がやりたいことを調整もしやすい。
北小路ヒスイも年齢可変できるVTuber。基本は14歳の中学生で歳を取らないスタイルだが、プロフィールで「食べると年齢が変わる飴を何故か所持している」と公言。大人バージョンでは水タバコの話などもたびたびしており、活動の幅は広がった。
かなり特殊な例として、樋口楓があげられる。彼女は17歳、歳を取らないタイプのVTuber。しかし「5年後の自分」に対して手紙を送ったことがある。その際に「VTuberにならなかった樋口楓」が登場。いわば並行世界の「歳を取る樋口楓」だ。時間軸が並行しているので決して会うことはない。ライバーになった自分とならなかった自分の対比という、彼女の人生観がもろに出ている不思議で生々しい配信だ。
月ノ美兎は逆に、5年前の幼い自分に会いに行ったことがある。これは並行世界ではなくタイムマシンでの遡行。以降物語性のある配信で登場するレアキャラ的存在になっている。
年齢のスリップ事故
そんな月ノ美兎は、プロフィール16歳ながらも活動開始時からフリーダムさを見せていた。飲酒経験があるっぽい話題をぽろりとこぼしたり、「(補導の人に)未成年だと思われることが割とある」という発言をしたり。ミスなのかわざとなのか、てんやわんやなメタっぽさにファンも大笑い。かくして「16歳(自称)」のキャラ付け自体がネタになった。
現在では本人もネタとして楽しんで使っている。怪しい缶を出す際はモザイクをかけ、実際に飲んでいるかどうかはぼかしているのがうまい。画面を駆使することで「16歳でも夢の中ならパチンコをやってもOK」というエンタメに変えたのには、ファンもびっくり。基本的にVTuberの年齢は繊細なものなのでいじるものではないが、視聴者も年齢ギャップについてネタとして正面からg、珍しいVTuberのひとり。メタ的な年齢ネタをエンタメに昇華した先駆者だ。
宝鐘マリンも年齢ギャップがキャラクター性になって愛されている存在だ。自称は17歳ということになっているが、いかんせんトーク内容にレトロなネタがどんどん飛び出してくるため、またたく間に年齢詐称を疑われた。現在では年齢詐称についての視聴者とのバトル自体すっかり定例化している。ある時思いつきで自分のことを死んでいる幽霊という「設定(本人談)」にし、以降都合に合わせて年齢の扱いをぐちゃぐちゃにしている。このガバガバさとファンのツッコミを楽しむ寛容さが彼女の魅力だ。
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