個を尊重して高みを目指すチーム「Shining」
翌日には、ステージ上にマインドセットした上での歌唱チェックが行われた。オーディションも大詰めということで、パフォーマンスを観たSKY-HIからは以前にも増して厳しい指摘が飛んだ。
ソウタ・マナト・ジュノンに対しては「なんとなくパフォーマンスするとき、歌に合わせて表情で訴える力がない」と話し、それぞれにこれまでにない濃い課題が出された。
「ソウタは、歌うところになると自信がなさそうに見える。マナトは、“こっちを見ろ!”という気持ちだったり、感情の引き出しが少ないのが気になる。ジュノンは、ステージに立つことによって生まれる多くの人の人生を左右する責任に対する覚悟を持ってほしい」
リュウヘイに関しては「楽曲を抽出して考え、表現する能力が高い。アーティシズム・クリエイティビティ・クオリティを加味して、改めて順位をつけるなら現状でも1位」と高い実力を評価する一方、「世の中に出ると(14歳のリュウヘイの)年齢が4倍くらいの人と対等に仕事をしなければならない瞬間が出てくるので、コミュニケーションの幅を広げていってほしい」と道標を示した。
ショウタには「ほかのメンバーに言った課題でできていないことは、ほぼない。ただ歌にしろダンスにしろそつない意識を感じてしまうので、もっとステージ上で注目を浴びる瞬間を意識して作ってほしい」と告げた。
SKY-HIは「プロ意識とは、ステージ上に立つという覚悟」だと語り、今のボーイズに足りていないプロ意識の欠片をそれぞれ補っていく作業をしているかのようだった。
パフォーマンスチェックが終わると、自分のラップに自信を持てないソウタがSKY-HIに相談。するとSKY-HIは「以前はラップする声を出そうという意識があったけど、今のソウタは大丈夫。ここまでの審査でちょこちょこ歌ってきたことが、ラップにもいい影響を及ぼしている」と激励。厳しい指摘をしつつも、ソウタの成長を誰よりもしっかりと受け止めていた。
最終審査においても、りょんりょん先生こと佐藤涼子によるボーカルトレーニングは行われた。ボーイズが安定した歌唱力を評価されるなか、プロを唸らせたのがジュノンだ。りょんりょん先生は「深み出てない?」と大絶賛し、まさかのアドバイスなしという最高評価。そんなジュノンを「追いつくぞという意志が途絶えないのはジュノンの本質。歌唱の面では信頼を勝ち取っている」とSKY-HIは評した。
まわりとの関わり方に苦手意識があったリュウヘイも、積極的にほかの参加者とコミュニケーションを取っていく。フェイクがうまくいかず悩んでいたときには、ジュノンに相談。色気ある表情を模索するマナトには、自らアドバイス。各々が持つ個の才能を共有し、チームとしてより高いところを目指していた。
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