金借りピン芸人・岡野陽一の月刊コラム第3回は、のっぴきならない人生の話。世界レベルの提案もあるので、心してお読みください。
偉人の言葉に学ぶところから
歯がいっぱいある偉人は言った。
「人生は洗濯の連続だ」
本当にその通りだ。
服を着ては洗い、洗った服を着てはまた洗う。
もはや洗う為に着てるんじゃないかと思う程、洗わなければならない。
特に我々のような臓器が腐ったおじさん、いや、「汚じさん」は人一倍洗わなければならない。
いや、違う。
僕はこんな話をしたいんじゃない。
「人生は選択の連続だ」
これだ。
さっきのは歯の少ない方の偉人の言葉だった。
まさにその通りだ。
皆様の現在は選択の連続によって成り立っている。
就職や結婚などの大きな選択は勿論の事、昼寝するかしないか、蕎麦食うかうどん食うか、朝一からパチンコ屋に並ぶか、我々は常に選択をしている。
私はひきこもりだから何にも選択してないよって人も、何にもしないという事をあなたが選択してるのだ。
何人たりとも選択様から逃れる事は出来ない。
それくらい生きるという事は選ぶ事なのだ。
そしてこの選択はゲームのようにはいかない。
失敗してもやり直せないし、その選択が正しかったかなんて一生わからない。
ここがミソである。
折角、選択したのにそれが正解だったのかは一生わからないのだ。
すごく楽しくても、他のを選んだらもっと楽しかったかもしれないし、そっちを選んだら死んでたかもしれない。
家を9時ちょうどに出る選択をしたばかりに事件に巻き込まれた人もいるだろうし、逆に運命の人に出会った人もいるだろう。
選択様は無慈悲だ。
格好つけて、人生は選択の連続だとか言ってるが、所詮我々なんて何一つ決められてなくて、選択様の手のひらの上で一生踊ってるだけの可能性もある。

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